引っかき硬度試験機(荷重針法)
鉛筆硬度試験では評価しずらいクリアコートなどにも有効な試験方法です
この試験機は半球状の先端をもつ針で引っかくことによる塗膜の貫通に対する抵抗性を測定します。スクラッチテスターとも呼ばれています。試験板に対して垂直に引っかき針(直径1mmの半球状)がセットされており、30~40mm/sの速度で試験板固定台が横移動します。針と金属素地が通電することにより、塗膜がいつ貫通したかを示します。ディスプレイ画面では、測定時にリアルタイムでグラフが表示され、貫通時にはブザー音がなります。試験結果は、ディスプレイ画面で「OK」または「NG」と表示されます。付属のおもりを針の上にセットし、異なる荷重で測定が可能です。塗膜の貫通で評価ができるためより正確に再現性のある硬度管理が行えます。
- 企業:オールグッド株式会社
- 価格:応相談