モビリティ社会を変革する計算機科学
キーワード: 自動運転プラットフォーム 組込みソフトウェア リアルタイムシステム IoT モデルベース開発
モビリティ社会の変革が、完全自動運転車を中心に起きようとしています。完全自動運転車は、これまで運転手が行っていたハンドル・アクセル・ブレーキ操作をコンピュータが判断して走行します。コンピュータは、カメラ、全方位の距離センサ、GPS などの情報を利用して判断します。これらの情報を3 次元空間(図参照)で管理をして走行をしています。 コンピュータが正確な判断を行うには、図に示す様々な処理を同時に行う必要があります。例えば、安全に運転するには、周りの自動車や歩行者を認識する物体認識、信号を認識する画像処理技術、自動車の走る予定の経路を決める経路計画、決められた経路通りに走行するための経路追従などの機能が必要です。これらの機能は同時に動作しており、コンピュータによって制御されています。 本研究室では、上記の様々な機能を同時にうまく動かす(決められた時間内に処理を終わらせる)コンピュータの仕組みを研究しています。さらに、交差点や信号機に搭載されたインフラセンサを活用した認識や、デジタルツイン環境を使ったシミュレーションを通じて、自動運転の安全性向上を目指しています。
- 企業:埼玉大学 オープンイノベーションセンター
- 価格:応相談