【医療業界解決事例】3Dプリンターの特性を活かした設計構造
3Dプリンター製輸液ライン固定プレート
3Dプリンターは試作だけではなく、最終製品の使用にも耐えうる強度や耐久性を持ち合わせた材料のラインナップがあります。例えばナイロン12の靱性と3Dプリントの自由な形状実現性を考慮した設計を取り入れることで、構造や操作もシンプルな治具やパーツの製作が可能です。 ■加工方法 3Dプリント:HP Multi Jet Fusion(マルチジェットフュージョン方式) ■材質 PA12(ナイロン12) 【お悩み】 ・複数の輸液ラインコネクタを同時使用する際には、それぞれが絡まり取り扱いに苦労をしていた 【ご要望】 ・器具を使うこと無く、簡単に取り外しすることができるシンプルな固定治具が欲しい 【ご提案】 3Dプリンターのナイロン12は、靱性が高いためバネやヒンジのような構造の再現が可能です。今回はワークを固定する部分に、素材の特性を活かしたバネ構造を採用しました。一体構造にすることで誰もが操作がしやすい取り付け機構と部品点数を減らすことで治具自体の管理のしやすさも追求しました。
- 企業:八十島プロシード株式会社
- 価格:応相談