日本触媒の製品・サービス一覧

都市ごみや産業廃棄物などの焼却にともない発生するダイオキシン類が大きな社会問題となっています。 排ガス中のダイオキシン類を除去する方法には、活性炭噴霧吸着法、活性炭吸着塔法などがありますが、「触媒法」はダイオキシン類を分解して無害な物質に直接転換できるため、好適な方法の一つです。 【特長】 ■99％以上の高効率で分解が可能 ■160-350℃の幅広い温度領域での分解が可能 ■ダイオキシン類を無害な炭酸ガスや水に分解するため二次処理が不要 ■アンモニアを添加することにより、高効率でのNOx同時除去も可能 ■ダストによる触媒の目詰まりが少なく、触媒層の圧力損失が減少 ※詳しくは外部リンクページをご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

• ガス回収/処理装置

ボイラー、自家発電装置、燃焼炉等各種固定燃焼装置、金属エッチングなどから発生する窒素酸化物（NOx）は、光化学スモッグ発生の最大の要因物質であり、NOxの排出規制が行われています。 NOxの除去方法は、触媒を用い還元剤としてアンモニアを使用する選択的還元法が一般的であり、この装置に使用される触媒が脱硝触媒です。 当社の『脱硝触媒』は、火力発電所のボイラー排ガス用をはじめとして各種排ガスの脱硝装置に使用されています。 【特長】 ■160～600℃の幅広い温度範囲で高いNOx除去率を示す ■排ガス中のSOxやダスト中の被毒成分の影響が少ない ■長期間にわたって高い脱硝活性を維持 ■硫安化合物等による後流機器トラブルを抑制 ■優れた耐熱性 ※詳しくは外部リンクページをご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

• ガス回収/処理装置

『エポミン』は、エチレンイミンを重合したカチオン性水溶性ポリマーです。 既存のエポミン製品と同様、1・2・3級アミンを含む分岐構造を有し、 特にP-3000は改善された基材密着性とさらに高い凝集性を発現します。 より向上した基材密着性や凝集性を利用して粘接着剤、アンカーコート剤、水処理剤（凝集剤、金属捕捉剤）等への利用が考えられます。 【特長】 ■既存の『エポミン』よりも向上した基材密着性 ■既存の『エポミン』よりも高い凝集性 ■現存する素材中、最もカチオン密度が高い ■反応性に富んでいる ■水溶性 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 ※『エポミン』は日本触媒の登録商標です。

• その他高分子材料

ポリビニルピロリドン（PVP)は吸湿性、各種溶剤溶解性、耐熱性、生体適合性、耐塩性等に優れた水溶性ポリマーで、多種多様な用途に使用されています。 日本触媒のポリビニルピロリドン(PVP)は、独自の気相脱水触媒技術によって生産されたN-ビニルピロリドン(NVP)モノマーをベースに製造された、高純度なPVPで、PVP本来の高機能な特長を有しつつ、色相や保存安定性に優れています。 【PVPの特長】 ・種々の有機溶剤への溶解性 ・種々の樹脂との相溶性 ・吸湿性 ・成膜性 ・耐塩性 ・接着性 ・錯体形成能 ・生体適合性 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

• その他高分子材料

独自合成技術により、有機溶媒に溶解し高い耐久性（熱・光）を有するフタロシアニン系近赤外吸収色素を開発しました。 当社のフタロシアニン系色素は650～1050nmの範囲において、自由に吸収波長をコントロールできます。近赤外領域におけるコーティング材料や成型材料等、様々な用途への展開が期待されます。 　【特長】 ■高溶解性 各種有機溶媒（ケトン系、BTX系）に対する溶解性に優れます。 ■高耐久性 光、熱、水に対して高い耐性を有します。 ■様々な波長領域 650～1050nmの範囲に極大吸収を有します。分子設計を最適化して、必要とされる吸収波長に コントロールすることができます。 　【代表例】 　　　　　　 　　　TX-IR-10A　　　　　　　　　　　　　TX-IR-924 最大吸収波長　　　　855nm　　　　　　　　　　　　　　　　937nm 溶解性　　： 　　　5%ＭＥＫ（メチルエチルケトン）　　 5%（トルエン）

• 化学薬品

当社ではペンタフルオロ安息香酸を中心とした多くの芳香族フッ素化合物を製造・開発していた背景より、トリス（ペンタフルオロフェニル）ボランTPBとテトラキス（ペンタフルオロフェニル）ボレート塩 TEPBDを工業スケールで生産体制を確立し、高品質な製品として安定供給を行っています。 TPBは､強力な電子吸引性基であるペンタルフオロフェニル基を有する構造を持ち､オレフィン重合の助触媒、ヒドロホウ素化触媒の添加剤､カルボニルの還元､アルコールのシリル保護､熱潜在性触媒、等に使用されます｡また､近年では嵩高い置換基を持つルイス酸とルイス塩基を用いて､立体障害により錯形成せず､酸･塩基双方の性質を打ち消し合わずに両者の協同作用を期待したフラストレイテッドルイスペアの研究が行われております｡ TPBは､安定であり､多くの有機溶媒に可溶です｡ TEPBD はオレフィン重合の助触媒、カチオン重合触媒、光酸発生剤として使用されております。弊社ではお客様のご希望によりカチオン部位をカスタマイズ可能です。是非お問い合わせください。

• 化学薬品

（*：2019.12.11　STNによる自社調査に基づく） 高密着性のポリエチレンイミンを側鎖に有する１級アミノ基含有アクリル系ポリマーで、幅広い基材での使用が可能です。 エポミンの基材密着性や反応性、アクリルポリマーの耐水性、耐候性等を併せ持ち、異種材料の接着用途(プライマー、接着剤)やエポキシの硬化剤等に使用できます。 ○密着性を持つ基材例 ・金属　(Zn、Fe、Al等) ・ガラス ・樹脂　(アクリル、スチレン、ABS、エポキシ等) ・コンクリート ・スレート 〇分類と特徴 ■水希釈性溶剤系ポリマー『NK-100PM, NK-200PM』 特徴 ・水系接着剤の接着力向上 ・長い可使時間 ・低VOC化可能 ・密着性、接着性 ・耐候性、耐薬品性 (エポキシとの架橋硬化) ■非水系溶剤系ポリマー『NK-350, NK-380』 特徴 ・可塑剤移行防止 ・常温架橋可能 ・可使時間の制御 ・バリアー性 ・密着性、接着性 ・耐候性、耐薬品性 ※詳しくはPDF資料をご覧頂くか、お問い合わせ下さい。 ※『ポリメント』は日本触媒の登録商標です。

• その他

アクアリックLは低分子量、アクアリックHは高分子量タイプのアクリル酸系の水溶性ポリマーです。 洗剤，紙，衣類，自動車，油田など、日用品から産業用途まで幅広い分野でご利用可能です。 ■特長 　・原料からの一貫生産で高品質の安定供給を実現 　・安全性が高く取り扱いが容易 　・幅広い用途に利用可能 　・用途に合わせたポリマー設計が可能 ■機能 　・分散：炭酸カルシウムなどの分散に効果を発揮するラインアップ。 　・キレート：高分子で安全性に優れ、環境負荷もリン系に比べ、低減。 　・架橋：従来の架橋構造と金属イオンとの結合により、ゲル化も可能。 　・凝集：対象物質を捕捉吸着する性質から、不純物除去に効果を発揮。 　・増粘：水溶液の高い粘性は、熱安定性に優れ、加熱後も粘度を保持。 ※詳しくはPDF資料および日本触媒オリジナルサイトをご覧下さい。 ※不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

• その他

当社保有のエステル交換技術及び重合防止技術を組み合わせることにより、1分子内に異なる重合性基を併せ持つ、異種重合性モノマーVEEA、VEEMを開発しました。 ラジカル重合性（アニオン重合性）の（メタ）アクリロイル基とカチオン重合性のビニルエーテル基を１分子内に併せ持つユニークな構造のモノマーで、重合方法を選択することにより、（メタ）アクリロイル基又はビニルエーテル基をペンダントに持つユニークな重合体が得られます。 【特長】 モノマーは、低粘度、低臭気、低皮膚刺激性、低毒性、UV・EBに対し速硬化性、重合時の酸素阻害を受けにくい等の特徴を有し、硬化物は、基材への密着性、フレキシビリティ、スクラッチ耐性、耐溶剤性に優れます。 ◎反応性希釈剤用途 ＵＶ・ＥＢ・熱により硬化し、特にＵＶ・EBの硬化性に優れ、反応性希釈剤として使用可能です。 空気中の酸素による硬化阻害を受けにくく、薄膜（数μｍ）でも速硬化が可能です。 ※『VEEA』『VEEM』は日本触媒の登録商標です。

• 化学薬品
• プラスチック

当製品は、一般的なポリアクリル酸系吸水性樹脂にはない特長を有する『新規ノニオン系架橋体』です。 親水性香料、親水性溶媒類（アルコール類・グリコール類）、高塩水、多価金属イオン水を吸液可能。 各種臭気成分を吸収し、臭気を低減することも可能です。 当開発品自体は粉末状ですが、他材料と組合わせてシート等も可能。 各種樹脂との混練、成形も可能です。 幅広い分野での御使用をお待ち申し上げます。 【特長】 ■高塩濃度水、多価金属イオン水、親水性有機溶媒（アルコール類、グリコール類）、親水性香料等を高度に吸収・吸液・徐放可能 ■高塩濃度水、多価金属イオン水、親水性有機溶媒（アルコール類、グリコール類）へ添加することにより、増粘可能 ■粉末状ですが、他の材料と組み合わせてシート等を作ることも可能 ■ホームケア、パーソナルケア、農業、園芸、インク周辺等の幅広い分野で使用可能 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

• そのほか消耗品

『エポミン』はエチレンイミンを重合したカチオン性水溶性ポリマーです。 完全な線状高分子でなく、1級、2級、3級アミンを含む分岐構造を有します。 水中下でポリカチオンとして存在し、さまざまなアニオン性物質を中和・吸着。 また、重金属イオンをキレート化します。 このような高カチオン性を利用して製紙分野、水処理分野、メッキ浴剤、分散剤等に利用されています。 【特長】 ■現存する素材中、最もカチオン密度が高い ■反応性に富んでいる ■水溶性 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 ※『エポミン』は日本触媒の登録商標です。

• そのほか消耗品

『HIDS』は、優れた金属イオン封鎖力・易生分解性を両立させたアミノカルボン酸型キレート剤です。 広いpH範囲で、Ca、MgのみならずFe、Cuなどの重金属イオンを効果的に不活性化し、水に含まれる金属イオンによるトラブルを防止。 高い熱安定性、高濃度アルカリ水に対する良溶解性、ガラスに対する低腐食性は、工業用・家庭用洗浄剤などに添加するキレート剤として優れた性能を発揮します。 【特長】 ■水に含まれる金属イオンによるトラブルを防止 ■人と環境に配慮した環境調和型 ■広いpH範囲にわたって種々の金属イオンと安定な水溶性錯体を形成 ■アルカリ性溶液におけるFe3+キレート能に優れている ■高温かつpH4～13の範囲において安定 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 ※『HIDS』は日本触媒の登録商標です。

• そのほか消耗品

独自の粒子合成技術により、有機溶媒に高い分散性を示すジルコニアナノ粒子を開発しました。 当社のジルコニアナノ粒子はUV硬化型アクリル樹脂・モノマーへの分散に優れており、透明性と高屈折率が要求されるコーティング材料や成型材料等、様々な用途への展開が期待されます。 　【特長】 ■高い分散性 多様な有機溶媒、UV硬化型アクリル樹脂・モノマーへの分散性が良好で、様々な用途にご検討いただけます ■高濃度での使用可能 粒子含有率を70～80wt%に高めても凝集せず、透明性を維持したまま高屈折率を達成できます 　【代表製品】 　　　　　　 ZP-153　　　　　　　　　　　　　HR-101 分散媒　　： ＭＥＫ（メチルエチルケトン）　　 ベンジルアクリレート 粒子含有率： 70wt%　　　　　　　　　　　　 　80 wt% 　【ジルコニアナノ粒子】 粒子屈折率： 約1.8 平均粒径　： 11 nm 主結晶系　：正方晶 　屈折率を更に高めた開発品、分散媒を変更した開発品等ございます。詳細はお問合せください。 ※『ジルコスター』は日本触媒の登録商標です

• ファインセラミックス

当製品は、PMMAよりも高いガラス転移温度(～130℃)を有し、 高温環境でも使用可能な「耐熱透明樹脂（開発品）」です。 アクリル樹脂の特長である透明性や表面硬度、耐候性に優れています。 アクリルの耐熱性不足を解消。 モビリティー分野でアクリル特有の透明性を活かした用途を広げます。 【特長】 ■PMMAよりも高いガラス転移温度(～130℃)を有し、高温環境でも使用可能 ■透明性や表面硬度、耐候性に優れている ■アクリルの耐熱性不足を解消 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

• そのほか消耗品

酸素や水分に強い有機EL（iOLED）を実現しました。 これによってPETフィルムを基板としても、従来と同等の安定性を実現しました。 厚みは0.07mmと極めて薄く、曲面に自由にフィットする超薄型の光源であるため、省スペース化にも貢献します。 用途に応じて、発光面のサイズ、形状、色等のカスタマイズも可能です。 ※『iOLED』は日本触媒の登録商標です。 ※本光源の材料には、NHK放送技術研究所との研究の成果が用いられています。

• 有機EL

ＲＸ－６－ＧＡシリーズはカルボキシル基含有の反応性の生体適合性ポリマーです。 架橋剤で架橋することで耐水性と親水性を両立し、タンパク質や微生物の付着を抑制するとともに抗血栓性を発現します。 ＲＸ－６－ＧBシリーズは疎水基共重合の生体適合性ポリマーです。 塗布・乾燥するだけでタンパク質や微生物の付着を抑制し、抗血栓性や、選択的細胞接着性を発現します。薄膜で効果があり、繊維処理にも適します。 　■特徴 　　・優れた血液適合性を有します。 　　　　血小板非活性／補体非活性／非溶血性 　　　　抗凝固剤を加えなくても、長時間、血液を凝固させません。 　　・抗血栓性と（組織性の）細胞接着性を両立します。 　　　　抗血栓性を保ったまま、内皮細胞や線維芽細胞を生着・増殖することができます。 　　・組成を選ぶことで細胞接着性を制御できます。 　　　　種々の細胞に対して、2次元培養から3次元培養、浮遊培養を行えます。 　　・タンパク質の吸着を抑制します。 　　・微生物の吸着を抑制します。 　　・架橋により、親水性と耐水性が両立します。（GAシリーズ）

• その他高分子材料

『AOMA』は、日本触媒が開発した新規な環化重合性モノマーです。ラジカル重合に用いることで主鎖に環構造をもつポリマーが得られます。 ■既存の機能性モノマーの中でもトップクラスの低粘度を誇ります。様々なオリゴマーやポリマーを溶解・希釈する性質に優れ、アクリル系モノマーに準ずる高いラジカル重合性を示します。反応性希釈剤として使用すると、主剤を高濃度で配合でき、ＵＶ硬化型インクジェットインキ等の用途において従来品を超える性能が期待されます。 ■AOMAのポリマーは、従来では両立が困難な「硬さ・耐熱性」と「柔軟性・強靭性」を併せ持つ材料として高い評価を受けています。ガラスや金属、各種プラスチックなど幅広い基材に良好な密着性を示し、フレキシブルデバイス用コーティング剤、異種の素材を接合する接着剤等、様々な用途への適用が期待されます。 ※AOMAは株式会社日本触媒の登録商標です

• その他高分子材料