ニデックマシンツール（前：日本電産マシンツール）の企業情報

2021年6月、高精度・高能率を重視する新ホブ盤「GE15HS」と「GE25HS」を発売。 GE15HSは、最大直径150mmの歯車に対応し、工具を取り付ける主軸に高速・高トルク型ダイレクト・ドライブ駆動方式のモーターを採用して、主軸の最高回転速度を従来比３倍の6,000 min-1に高めました。また、加工ワークを取り付けるテーブル軸には、高能率加工に必要なスラスト荷重に対する高剛性と高速回転を両立した専用テーブルを搭載することで高能率加工を実現。さらに、超硬材の切削工具を使用した加工では歯車研削並みの面粗度Ra0.4以下を達成しました。 一方GE25HSは、最大直径250mmまでの歯車に対応。高能率に加工を行うため、高速回転時の温度上昇による加工精度への影響を排除した高速ハイパワー主軸や、テーブルマスターギヤのバックラッシュ除去装置を標準採用した高剛性型テーブルを採用。また、主軸のモータートルクおよび主軸の最高回転数を従来比約1.5倍に高め、加工時間を42％削減。さらに、当社製工具の新素材・新コーティングと組み合わせることにより、切削速度400m/minを超える高速領域でも安定した量産加工が可能です。

2021年3月、ロボットに使われる高精度な小モジュール歯車に特化したギヤシェーパ「SE25FR Plus」を発売しました。この加工機に対応した小モジュール専用の切削工具も同時に発売し、世界的に拡大するロボット市場において必要とされる精密減速機構の高精度化ニーズに応えます。 SE25FR Plusは、高精度が求められる波動歯車装置向けに、基幹部品であるテーブルとカッターヘッドにダイレクト・ドライブ駆動方式のモーターや超精密軸受を採用することで、高い回転精度を実現。これにより歯車加工の精度クラスをISO3級とし、ISO6級のSE25FRと比べ、高精度な切削加工が可能です。 また、SE25FR Plusと同時販売の小モジュール用切削工具は、専用の工具材と微細加工用のコーティング「MightyShield μ（マイティ・シールド ミクロス）」を新規に開発。工具材は、靭性と耐摩耗性を高めた炭化物粒径を使用し、コーティングは、歯形誤差に影響を与えない2μm以下の薄膜で、かつ均一に施すことにより、難削材でも良好な加工面形状と、“サブミクロン”レベルの歯形要求を実現しました。

◆新製品投入でラインアップ拡充 ◆大物部品加工の幅広い市場ニーズ対応 日本電産マシンツール株式会社は、日本電産株式会社傘下になった後、初となる新製品発売として門形マシニングセンタの「MVR-Cxシリーズ」を市場投入しました。ー2021年10月5日プレス発表しました（プレス発表文は添付をご参照ください）ー ＜製品ページ＞ https://www.nidec-machinetool.com/product/mvr-cx/