高分子粘弾性のメカニズムと測定方法・データ解析セミナー

【第1部】典型的な粘弾性物質は高分子です。レオロジーは高分子工業において多くの成果を上げてきました。しかし、実際の工業に役立てるのは、分散系や複合材料など不均質系において難しい点もあります。このセミナーでは、工業的応用という立場に立って高分子に焦点を絞り、レオロジーから何がわかり、どう測定して、どう応用したらよいかについて、数式を使わず基礎から応用までやさしく講義します。レオロジー現象論とメカニズムを関連づけて解釈するための基本、さらに高分子に限らず複雑な工業材料にレオロジーを技術として応用するためのコツについて概説します。【第2部】粘弾性測定装置は高分子(プラスチック)材料が工業材料として用いられると共に幅広く測定されるようになってきました。また最近では食品及び医薬品、生体関連材料に至るまで多岐にわたる材料分野で粘弾性測定装置が使われてきています。本稿では変形様式に合わせて、まず固体材料から液体材料に関する測定方法及び測定例を紹介し、次に熱可塑性高分子・熱硬化性高分子・複合材料などの粘弾性測定の事例について解説します。最後に最新の測定装置を使って、大変形(非線形)のレオロジーの測定解析に関して紹介します。

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