音圧測定・解析に基づいた、超音波洗浄技術ーー脱気ファインバブル発生液循環装置を利用した、超音波のダイナミック制御ーー
超音波システム研究所
<洗浄の現実>
1:洗浄装置・洗浄液・・の管理は難しい
物理作用として、振動現象を利用する洗浄装置の場合
装置の設置による低周波の振動現象と、装置固有の振動現象に加え
洗浄対象物・治工具・・・の振動現象が、相互作用により
振動状態は複雑に変化します。
洗浄効果のある、多くの事例では、非線形性の振動現象が発生しています。
非線形性の確認を行い、
管理するために、論理的な学習と振動計測に関する理解が必要です。
洗浄液の化学作用として、洗浄効果を利用する装置の場合
洗剤の濃度管理が重要ですが、
水槽内の濃度分布を測定することは難しい状況です。
液温、湿度、気温、気圧・・・による環境との相互作用により
各種の分布は変化します。
特に、溶存気体濃度の分布は化学反応において大きな影響がありますが、
溶存気体濃度を均一にする方法は知られていません。
(ファインバブルの拡散性の利用が、一つの方法です)
洗剤を投入しても、濃度分布のバラツキを大きくしているだけの場合
洗浄結果のバラツキをより大きくする結果になります。
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