超音波利用の主要因(相互作用)について
超音波システム研究所
超音波システム研究所は、
超音波洗浄・攪拌・・・に関する、音圧測定解析の実績・経験と、
超音波加工・表面処理・・・に関する、目的に合わせた超音波発振制御プローブの開発製造実績・経験から、超音波利用の主要因は、相互作用であることを確認しました。
これまでは、非線形現象が主要因であると考えてきましたが、超音波の非線形現象により伝搬する対象物の、構造・材質・表面状態・伝搬経路・・による超音波の伝搬特性はダイナミックに変化するため単純に評価することが難しいことが多くなりました。
そこで、このダイナミックな変化の原因を検討したところ、ダイナミックな変化の要因は、伝搬する超音波と対象物の相互作用であることが確認できました。洗浄レベル、加工レベルがナノレベル以上になるとともに、非線形現象による高調波の発生も、数メガヘルツから数百メガヘルツになります。
しかし、上記の状態は非常に不安定で再現性が難しい状態となります。
この対策の検討として、超音波伝搬に関する相互作用を考慮した、発振制御を実施することで、利用目的に合わせたダイナミックな超音波制御(音圧レベルと伝搬周波数範囲と変化)を実現しました。
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