金属加工の負荷測定 パルステック 小型X線装置開発 日本経済新聞静岡版 2012.5.12掲載

パルステック工業は11日、鉄などを曲げた時にかかる負荷を測定する小型のX線装置を開発したと発表した。持ち運べるよう機能を絞り込んだため、屋外や工場の作業場でも手軽に使える。製品の品質検査や設傭の定期検査向けに、部品メーカーなど加工業者に売り込む。価格は電源なども含め700万~800万円で、初年度に30台の販売をめざす。
開発したのは応力と呼ばれる、加工時に金属に残る負荷を測定する装置。本体重量は3.5キログラムで、鉄に近づけてX線を当てて反射角を測定することで応力が測定できる。6月1日から販売する。
曲げた金属を長期間便っていると、表面の摩粍などで応力のバランスが崩れヒビなどの原因になるため、応力を調整したり部品を交換したりする
必要がある。従来は大型の設備で測定するため手間がかかっていた。

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