電波暗室とは?本当に必要なの?

電波暗室は無線機器の性能や安全性をテストするための「特別な部屋」です。
普通の部屋では、スマホやWi-Fi、テレビの電波など、見えない電波が飛び交っていて、機器の正確なテストができません。
そこで、「外からの電波を完全にシャットアウト」し、さらに「中の電波も外に漏れないようにした特別な空間」が電波暗室です。
どんなときに使うの?
■無線機器のテストや検査
■技術基準適合証明(技適)取得のための試験
■他の機器に電波の影響がないか確認する
つまり、「正確で安心な無線機器を作るために欠かせない場所」なんです。
部屋の中はどうなってるの?
■壁・天井・床には「電波を吸収するスポンジのような素材(電波吸収帯)」が貼られています
■外からの電波が入らないよう、金属のシールド(遮蔽)で部屋全体が覆われています
なぜそんなに大事なの?
無線機器は、使う場所によっては医療機器や飛行機、消防無線などに大きな影響を与えることもあります
だからこそ、正しく安全に電波を出しているかを、外部の影響がない場所=電波暗室でしっかり確認することがとても重要なんです

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