高固形分スラリー分散の最適解とは?インライン処理による安定化手法
高固形分スラリーの分散では、粘度上昇や流動性低下により、分散不良やばらつきが発生しやすくなります。粒子同士の移動が制限されることで、凝集体が解砕されにくくなり、未分散領域が残存するケースも少なくありません。
また、粉体投入時の濡れ不良や局所的な高濃度領域の形成により、ダマが発生しやすくなることも課題の一つです。これらの問題は、後工程で強いせん断を加えても完全に解消されない場合があります。
このような高固形分条件において重要なのは、分散エネルギーを効率よく伝達し、粒子ごとの処理条件を揃えることです。しかしバッチ処理では、流動や滞留時間のばらつきにより、分散状態に差が生じやすくなります。
一方、インライン連続処理では、流れの中で粒子に均一なせん断を与えることができるため、高粘度・高固形分条件でも分散エネルギーを効率よく伝達できます。これにより、粒子ごとの分散状態が揃い、安定した品質を実現できます。
高固形分スラリーの分散では、単に強いせん断を与えるだけでなく、流動と処理条件を含めたプロセス設計が重要です。インライン処理はその課題に対する有効な手法の一つです。

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