Vol.6 北米向け取説の作り方 米国・カナダ向けに機械・装置を輸出している、またはこれから北米市場への展開を検討している担当者の方へ
「CE対応の取説はすでにある。北米向けは英語版をそのまま使えばよいのでは」
この考え方には、大きな落とし穴があります。
北米市場では、取説の安全情報はANSI Z535.6、電気安全はNFPA 79という、
EUとは異なる規格体系が適用されます。
さらに米国特有の事情として、取説の不備は行政指導ではなく製造物責任(PL)訴訟
という形で顕在化します。
「警告が不十分だった(Failure to Warn)」は、米国PL訴訟における
典型的な争点です。
本号では、EU向け取説の英訳だけでは北米規格に適合しない理由を、
ANSI Z535.6の安全メッセージフォーマット、NFPA 79の電気安全要件、
OSHAのロックアウト・タグアウト(LOTO)規制との整合という3つの観点から
解説します。

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