Vol.187 人口減少によって下水道料金体系は変わるのか?

1月29日、国土交通省では、第3回「人口減少下における維持管理時代の下水道経営のあり方検討会」が開催されました。第2回目の検討会まではどのような内容が議論されたのか、ちょっと調べてみました。
水道事業においては、節水機器の普及や人口減少等により、有収水量は2000年頃をピークに減少傾向にあるようであり、2050年頃には、ピーク時の約2/3程度まで減少する見通しだとのことです。
処理区域内人口が少ない過疎地の小規模団体ほど使用料を高くせざるを得ない一方、処理区域内人口が多い大規模団体においては経営が良好であり、地財措置の要件とする 3,000円(月/20リットル)を大きく下回る使用料水準となっているようです。

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国土交通省では、全国公共下水道事業における使用料体系の実態を把握するため、2019年9月~10月の1箇月間アンケート調査を行いました。対象事業体1,893件の中から1,554件の回収があったとのことです。現行使用料については、5年以内に使用料体系を改定した団体は21.8%に留まり、10年以上使用料を改定していない団体が57.2%を占めているそうです。