硬質アルマイトに潤滑機能をもたせ、耐磨耗性が向上した表面処理技術!
カシマコートは、生成させたアルミナ皮膜をテトラチオモリブデン酸アンモニウム溶液中で二次電解して 被膜中の直径100オングストローム程度の超微細ポアー内に 二硫化モリブデンを折出させたものです。 カシマコート処理により析出させた二硫化モリブデンが摩擦係数を低くし、 フレッチング磨耗、凝着磨耗も顕著に低減させます。 アルミニウムには各種の腐蝕が生じますが、 カシマコート処理により、その耐蝕性は大幅に向上します。 硬質皮膜の内部に析出している二硫化モリブデンは、高温下で潤滑性を維持します。 高出力エンジンの過酷な条件下でピストンの焼き付き防止に力を発揮しています。 ※詳細情報に関してはカタログダウンロード頂くか、お問い合わせください。
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基本情報
【特徴】 ■潤滑性 二硫化モリブデンの結晶体が、硬質皮膜の潤滑性を大幅に向上。 ■防蝕性 シマコート処理することで、従来のクロームメッキの4倍から5倍の防蝕性が実現。 ■耐熱性 高温内でも硬質皮膜内部に浸透した二硫化モリブデンが潤滑性を維持。 ■絶縁性 通常の硬質酸化処理の電気絶縁性は1μ10V程度ですが、カシマコートなら絶縁破壊電圧が50%アップ! ■高硬度・耐摩耗性 アルミニウムは軟らかいというイメージがありますが、カシマコートはHv400硬度に達しています。 耐磨耗試験でも、硬質クロームメッキの約3倍というデータがあります。 ■高精度 カシマコートの優れた特性として、研磨やラッピング加工が可能。高精度が要求される部品でも安心してご使用いただけます。 ■軽量化 アルミニウムの比重は鉄の3分の1。時代が要求する軽量化のニーズはアルミニウムの使用範囲を広げています。 →カタログより従来品との構造比較がご覧頂けます。 ※詳細情報に関してはカタログダウンロード頂くか、お問い合わせください。
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用途/実績例
全く新しい可能性を実現した「カシマコート」はあらゆる分野で活躍しています。
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『ミヤキ』のカシマコート処理は、アルミニウムにすばらしい皮膜を生成させるキーテクノロジーとして開発・実用化されました。 地球環境保全への関心が高まる以前から、私たちは美しい地球環境を守るコンセプトをもとに技術開発を進めてきました。 製品にクリーンな皮膜を与えるだけでなく、生産工程においても無公害化を実現しています。 この企業姿勢は、生み出された製品と同様に高い評価をいただいております。 そして今 『ミヤキ』は、アルミ表面処理の専門メーカーとしてのポジションを再認識すると共に、新たなる技術開発における『創意追究』を積極的に推進していきます。