速さはガンドリルの数倍で、設備投資費は少ない。
エジェクター方式(ダブル・チューブ・システム)では、切削油の大部分はボーリング・バーとインナー・チューブの間の隙間を通りヘッドに送られ、ヘッドの小孔を通ってヘッドの外周より切刃部に達し、切屑をインナー・チューブの内側を通して排出口に流します。一部の切削油は、インナー・チューブのスリットを通り排出口に噴出しますが、このエジェクター効果により、インナー・チューブ内に負圧が発生し、切屑と切削油は吸収されます。 シールのための圧力頭を必要としないので、マシニング・センターや旋盤など既存の機械への組込みも容易です。ブッシュを使わない時は、前加工として案内ぐりが行われます。断続した孔加工も容易です。 速さはガンドリルの数倍で、内径公差は IT10 くらいです。設備投資費は あまりかかりません。
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基本情報
ヘッド径 (D) バー径 インナーチューブ型番 18.80 - 19.99 18 0 20.00 - 21.80 19.5 1 21.81 - 24.10 21.5 2 24.11 - 26.40 23.5 3 26.41 - 28.70 26 4 28.71 - 31.00 28 5 31.01 - 33.30 30.5 6 33.31 - 36.20 33 7 36.21 - 39.60 35.5 8 39.61 - 43.00 39 9 43.01 - 47.00 42.5 10 47.01 - 51.70 46.5 11 51.71 - 56.20 51 12 56.21 - 60.00 55.5 13
価格帯
~ 1万円
納期
用途/実績例
自動車・トラック産業、加工産業、航空産業、造船所、一般産業、金型産業等で 広く用いられております。
企業情報
“ビーテーエー” って 何ですか? 私達が会社名を言うと必ず聞かれる質問です。 ビーテーエー(BTA)とは、“Boring & Trepanning Association : ボーリング&トレパニング加工” の頭文字です。BTA方式は、金属に深孔(ふかあな)を明ける切削加工方式の一つで、その構造上、切粉の排出、剛性、生産性という点で極めて優れています。その為、高精度の深孔加工を高速で行えると共に、仕上げ面が非常に良好であるという特長があります。 弊社は、そのBTA方式の深孔明け機械および工具の販売を目的として 1959年に設立されました。 その後、東京都 蒲田工場を皮切りに BTA方式深孔明け加工を行う為、相模原工場、加古川工場(後に明石工場に移転)と工場を新設しました。また、加須工場ではBTA深孔明け機械、深孔明け工具の製造を開始するなど、弊社は常にBTA方式のパイオニアとして歩んで参りました。