CAD/CAMなどで出力されるような膨大なデータによる長時間の精密加工(レンズ研磨・光造形・歯の加工)に使用
テクノのモーションコントローラは主にPCを必要としないスタンドアロン型です。 例えばワンボードモーションコントローラ(SLM8000)は本体(ボード)のみ電源を入れることでNCとして使用することができます。 つまりPCがなくても加工機などでお使いいただけます。 しかし、例えばCAD/CAMから出力されるデータはサイズが大きくなることが考えられます。 ======= 1命令(直線補間)の命令時間を0.1sec、加工時間を10時間(36000sec)とすると命令数は360000本です。 仮に1命令が64byteとすると、運転プログラムは約22MBになります。 ======= そのような場合、モーションコントローラのメモリ内にG言語プログラムを全て保存することができません。 そこでDNCが使われます。
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基本情報
■DNCの仕組み DNC機能を用いることで、PCからファインモーション(モーションコントローラ)側へ運転プログラム(G言語やテクノ言語)を送信しながら実運転(加工など)を行うことが可能です。 1.PC上の運転プログラム(G言語やテクノ言語)はテクノDLL経由でファインモーションのバッファメモリへ送られます。 ※ファインモーションの製品によって、イーサネット通信、USB通信、共有メモリなど、通信方式が異なります。 2.ファインモーション上ではPCから送られる運転プログラムを蓄えつつ、実運転を実行します。 また、バッファメモリが空にならないようにPCと通信しています。(途中で空になってしまうと停止します)
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納期
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用途/実績例
【用途】 ○レンズ研磨 ○光造形 ○歯の加工 など ●詳しくはお問い合わせ下さい。
企業情報
テクノは創業から35年以上にわたり一貫して「モーションコントローラ」を開発・販売しています。 高度なNC技術をもっと自由に活用いただく事が最大の使命です。 そのために「NC技術の公開」「ダウンサイジング(小型・ハード最小)」「豊富な緻密モーション機能」を実現してきました。 お陰様で600種類以上のテーマ、数万台の装置に使っていただいています。 ※精密加工機(切削、研削、研磨、ミーリング、中ぐり、放電、レーザー、ウォータジェットなど)、巻線機、巻取機、産業用ロボット、3Dプリンタ、パイプベンダー、バネ製造、フィルムロール、検査装置など 当社の製品、技術、ノウハウ、経験は今後も世界TOPレベルの装置を目指しているお客様に貢献できるものと信じています。