自然界に存在する天然の追跡用指標
安定同位体は、生態系の研究や地球科学、資源探査において利用されてきました 地球上には、100種類以上の元素が存在します。 そして元素の性質を決める「陽子」は同じですが、「中性子」の数が異なる為、同じ性質を有する原子でありながら重さ(質量)が異なる原子が存在します。 これを「同位体」といいます。 例えば、水素を例にすると、陽子が一つだけの水素、陽子及び1つの中性子をもつ重水素、さらに陽子と中性子2つをもつ3重水素などがあります。 この同位体の中で、不安定で時間が経つと放射能を発して、中性子を放ち、原子番号が変わってゆく、放射性同位体と、安定して存在する安定同位体の2種類があります。例えば窒素を例にすると大気中の窒素の中で¹⁴Nは、99.635%を占め、¹⁴Nより中性子が1つ多く、重い¹⁵Nは、0.365%存在します。
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基本情報
【特徴】 ○食品等の有機物を対象として、酸素・水素安定同位体比の分析を高精度で測定可能 ○酸素・水素安定同位体比の分析を有機物を対象に安定して実施できる ○従来炭素、窒素安定同位体比分析が主でしたが、これに酸素・水素安定同位体比を加えての、多元安定同位体比による分析が可能となり、さまざまな新しい分析検査が可能となりました。 ●その他機能や詳細については、お問い合わせください。
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納期
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用途/実績例
【用途】 ○生態系の研究や地球科学、資源探査 ●その他機能や詳細については、お問い合わせください。
企業情報
株式会社同位体研究所は、国内初の食品産地判別検査機関として誕生した日本同位体分析研究所の分析部門が独立したもので、安定同位体比分析に加えて、産地証明事業、非破壊光学測定による農畜産物の品質評価事業を運営しています。 食品分野での産地判別検査技術の開発を積極的にすすめ、現在では産地・原産国や原料由来の科学的検査を提供する分析検査会社として、うなぎ、さといも、牛肉、木材などさまざまな製品を対象として産地や原産国の判別検査を提供するなど、対象品目、実績ともに国内随一の規模を有します。 全国規模での各種農林水産物、畜産物の安定同位体比データの蓄積は、既に50,000件に達しています。 同位体研究所の特徴は、自社による全国規模・直接サンプル採取を遂行。 米、タケノコ、牛肉、豚肉、うなぎ、わかめ、昆布、ひじき、各種野菜、果実と膨大なデータとして蓄積されました。 さらに採取地点のGPSデータ、農業用水、河川水など、基礎データの拡充は、他の追随を許さない産地判別基礎データとして利用されています。