ほとんど調査されたことがないマンタの貴重なデータを収集し、生息環境の長期モニタリングのための基盤作りに協力する
将来に目を向けると、マンタは、世界的に分布していること、姿が見分けやすいことから、地球の海洋とサンゴ礁における環境の変化をモニターできる素晴らしい指標種になり得ます。地球温暖化は地球の海洋状況に著しい変化を引き起こしてきました。海水温や海流パターンの変化、海洋の酸性化など全ての変化は、マンタの分布や回遊、行動、さらにマンタの命を支えるサンゴ礁に劇的な結果をもたらす可能性があります。マンタの分布と回遊を大規模な海洋の変化と関連付けて調べることは、研究者が地球上の海洋の健全さを監視し、見極めるのに役立ちます。
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基本情報
【ボランティアの役割】 ○マンタの個体識別用写真を撮影し、データベース用に画像を処理して、個体識別するために現存する写真と比較します。 ○音響タグを付けたマンタの動きを記録する海中受信基地の設置や、マンタの“発声”の有無を調べる水中マイクを使う作業などがあります。 ○マンタの採食習性は、プランクトン標本の採集や、潜水場所や沖合で何回かプランクトンネットを船で曳いて分析することで調べます。 ○行動調査の一環としてマンタの行動目録作り(エソグラム:その動物種特有の、ある決まった行動パターンを抽出していくこと)を実施します。ボランティアは目録に追加するマンタの行動をビデオで撮影します。 ○マンタの行動観察では、種の異なる掃除魚(大型魚の体表の寄生虫を食べるホンソメワケベラなどの魚)とともにいるところを記録し、サンゴ礁周辺の身体を掃除される場所を地図に記入します。 ●詳しくはお問い合わせ、またはカタログをご覧ください
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誕生以来、世界中で熱狂的なアースウォッチ・ファンが生まれています。その最大の理由は、特別な技術を持たない一般市民が自発的に野外調査に参加し、世界一流の科学者の手ほどきを受けながら作業を行い、「地球のいま」を体感できるという点です。いわば、最前線の科学(野外調査)の現場と一般市民をつなぐ、世界最大の組織なのです。 アースウォッチの最大の目的は、「科学の目」で地球の変化を調査・記録し、持続可能な未来のために必要な「知の基盤」を作ることにあります。いかなる思想、主義、主張などの強制、押し付けも行いません。科学的データをもとに、将来にわたる人類の課題を公正な立場で発信・提言します。 アースウォッチ・ジャパンは日本国内において人類共通の問題解決に当たるべく、日本のニーズや現状に沿って、最も効果的な方法で、日本の科学者の野外調査を支援しています。その調査へボランティアを動員するとともに、国際協力活動として海外プロジェクトへのボランティア派遣も行っています。