★架橋による高分子の力学物性、耐摩耗性、耐熱性、耐溶剤性が向上のポイントを徹底解説★塗料、ハードコートの高機能化を支える技術を
【講 師】大阪府立大学 名誉教授 角岡正弘 氏 【会 場】川崎市産業振興会館 第1会議室 【日 時】平成23年3月30日(水) 13:00-16:30
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基本情報
【講座の課題と狙い】 木工、プラスチックおよび金属製品の表面加工は製品の加飾あるいは表面機能(硬度、耐摩耗性、親水性、撥水性など) 発現に重要な技術である。この加工においては高分子の架橋反応がよく利用される。これは架橋によって高分子の力学物性、耐摩耗性、耐熱性、および耐溶剤性が向上するからである。これまでは主に熱反応による架橋が中心であった。 しかし、最近では光(UV)を利用する表面加工が注目されている。この技術は環境保全、省エネルギーおよび高速加工の観点から興味をもたれる技術である。さらに、この技術は微細加工におけるフォトレジストへの応用も始まっている。 しかしながら、架橋したポリマーは再利用の観点からは不都合であり、最近ではリサイクル(再可溶化)の観点からで架橋したポリマーの分解反応も検討され始めた。本講では表面加工において利用される基本的な熱および光架橋反応について紹介するだけでなく、応用の立場からこれらの架橋反応をどのように利用するかについて解説する。さらに、リサイクルの立場から架橋高分子の分解についても解説する。
価格情報
49350 1社2名まで49,350円(税込、テキスト費用を含む)※3月17日までに初めてお申込いただいた新規会員様は早期割引価格⇒44,100円
価格帯
1万円 ~ 10万円
納期
2・3日
用途/実績例
1.はじめに 2.高分子物性の基礎 3.熱架橋反応 3.1 イソシアナート基を用いる架橋反応 3.2 エポキシ基を用いる架橋反応 3.3 二重結合を利用する架橋反応 3.4 アミノ基を利用する架橋反応 3.5 ケイ素化合物を利用する架橋反応:ゾルーゲル法 3.6 水系および粉体系で利用される架橋反応 4.有機光化学の基礎 4.1 光の特徴と光源 4.2 光の吸収と量子収率 4.3 基底状態と励起状態 4.4 ケイ光とりん光 4.5 ケトンの光吸収と励起状態 4.6 ケトンの光反応 4.7 エネルギー移動 5.フォトレジストの開発:光架橋反応 5.1 高分子鎖間の光架橋: ジアゾニウム塩、アジド、ベンゾフェノン、光酸発生剤、光塩基発生剤 5.2 感光基をもつ高分子:シンナモイル基、スチルバゾール基、アジド基 6.UV硬化技術(光重合と光架橋の併用) 7.リサイクル(再可溶化)を視野に入れた熱および光架橋 8.おわりに:将来展望
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企業情報
弊社は、化学、エレクトロニクス、自動車、エネルギー、医療機器、食品、建材など、幅広い分野のR&Dを担うクライアントのために、「セミナー企画」に始まった事業領域を「講師派遣」「出版企画」「技術コンサルタント派遣」「動向調査」「ビジネスマッチング」「事業開発コンサルティング」といった様々な事業形態(新事業)に展開することで、ここまで企業を発展させ、新たな市場を開拓してきました。AndTechはこれからも、クライアントの声に耳を傾け、クライアントが望む事業領域・市場に進出して、共に悩み、共に考え、共に道を切り拓く企業として、クライアントに愛される意味を見失わないことをお約束いたします。