地上波デジタル放送のマルチパスの評価が可能なフェージングシミュレータです。
本装置はマルチシステムデジタル信号発生器(3535A/3513B)およびISDBシステム信号発生器(3532B/3511C)と組み合わせて使用する、放送に特化したローコストのフェージングシミュレータです。パス数は40パスを有し、3GPP規格の20パスモデルのプロファイルは勿論、それ以上のパス数にも対応できます。また、ノイズ発生器を内蔵し、フェージング処理後の信号にノイズを重畳することができます。
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基本情報
【特長】 フェージングパス数は40パスを有し、3GPP規格の20パスモデルのプロファイルは勿論、それ以上のパス数にも対応可能です。 ・小型ながらも専用キー、テンキーを実装、表示は40文字4行の傾向表示管を採用しているので従来モデル同様、スタンドアローンオペレーションが可能です。 ・入力IF 中心周波数は36~44MHz(10kHz ステップ)です。当社製マルチシステムデジタル信号発生装置器(3513B)やISDBシステム信号発生器(3511C)と容易に接続できます。 ・DVB-T/H、ATSC、ISDB-T、DMB-TH、ADTB-T等の全ての地上デジタル放送信号を処理することができます。 ・各パスの絶対遅延量は±1ms(最少遅延分解能1ns)、位相設定は±180°(最終分解能1°)、減衰量は0~50dB(最少分解能0.1dB)です。 ・各パス全てでレーリー波を実現できます。また、ドップラー周波数は1Hz~2000Hz(最少分解能0.1Hz)で設定できます。 ・ノイズ発生器を内蔵しています。C/N設定範囲は0~40dB(最少分解能0.1dB)です。
価格帯
納期
用途/実績例
地上デジタル放送のマルチパスの評価を可能にする装置です。地上デジタル放送用TVやチューナの開発・生産に最適です。
企業情報
創業48年を迎える、社員80%がエンジニアである開発型技術者集団企業であり、開発・設計、生産、販売(海外は代理店)まで全て当社独自で行っています。 直系のエレナ電子株式会社は電磁波関連の測定機器の製作販売に携わり、又、傘下の株式会社光陽測器製作所は組立・配線に特化して、その専門性を生かしております。 デジタル革命のもと放送と通信の垣根をこえて、その業務用の伝送機器やAV機器の開発・試験用信号・計測機器、並びに工場生産用集中信号機器の専門会社です。 創業以来培われた高周波、アナログとデジタル技術を時代に先駆けて研鑽し、衛星放送や 地上波放送、移動体通信、光通信やCATVに関係する、国内のみならず全世界30カ国以上の放送・通信分野で当社商品は活躍しています。 全世界のTV放送デジタル化にくまなく対応し、TV試験信号発生器・計測器、フィールド再現テスト装置を開発生産しているのみならず、近年ではエリアワンセグ関連機器、館内/自主放送・デジタルサイネージ関連機器も開発生産しています。 今後は当社の培った技術力を利用して様々な分野に付加価値の高い商品を投入する所存です。