複数台のレーザー距離計で切羽や構造物等の挙動を監視し、最小1秒間隔の多点同時計測により安定性を評価する監視モニタリング技術
従来は山岳トンネルにおける切羽全体の挙動監視において、1台の自動追尾型 トータルステーションにより複数点の変位を順番に計測する方法でしたが、多点同時変位計測システムは複数台のレーザー距離計により複数点の変位を同時に連続で計測します。レーザー距離計により連続的に多点同時計測したデータを、ワイヤレス通信で計測用パソコンに転送し、リアルタイムでデータ処理して変位量や変位速度等の物理量を算出します。 算出した物理量(変位量、変位速度)が、予め設定した管理基準数値を超えた場合、警告音や警告灯により、切羽付近で作業している、作業員に対して即座に周知、注意喚起をする事が可能で、これによって切羽作業等での安全性の向上を図ることができます。
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基本情報
通常、自動追尾型トータルステーションによる変位計測では、1測点に5~10秒の測定時間を要する為、例えば3測点を計測監視する場合には、各測点で15~30秒間の計測未実施期間が発生するため、トンネルの切羽等の地盤挙動を面的、連続的に計測監視出来ないという課題がありました。 また、切羽等では変位がない状態から急増して崩壊に至る場合があり、従来技術ではその挙動を検知する事が困難でありました。 これに対して、レーザー距離計を用いた連続的な多点同時変位計測システムは、複数台(最大8台まで)の、レーザー距離計により同時に複数点変位を最小1秒間隔で面的に計測する事が可能であり、変位精度も±1mmで連続的に計測する事が出来るので、部分的あるいは全体的な変位の急増や崩壊挙動をリアルタイムで計測できます。 計測データをワイヤレスで転送し、パソコンからの遠隔操作(リモートコントロール制御)により計測したデータをパソコンに自動取込みしますので、パソコンに取込んだ計測データはCSV形式の外部ファイルとして出力が可能な為、グラフ化やExcelやWord、その他のアプリケーションで利用が可能となります。
価格情報
レーザー距離計の導入台数により価格が変動しますので、詳細についてはお気軽にお問合せください。
価格帯
50万円 ~ 100万円
納期
用途/実績例
・山岳トンネル工事における切羽挙動監視 ・切土工事の法面動態観測 ・近接工事における既設構造物の影響計測 ・その他として、橋脚、道路、電柱、架線、不動産物、重要文化財、配管等などの ズレ防止検出に <導入実績> 国土交通省東北地方整備局発注 <東北中央自動車道大笹生トンネル工事> (L=2,089m、掘削断面積:77m2、発破掘削) <圏央道笠森トンネル工事> (掘削L=628.3m(上半)、覆工L=1354.45m、機械掘削) 社団法人 日本建設機械化協会施工技術総合研究所 独立行政法人 労働安全衛生総合研究所、その他などに採用されています。
ラインアップ(3)
型番 | 概要 |
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Multiplex Monitor | レーザー距離計【 Leica DISTO 】(複数台)多点連続変位計測システム |
dTransMate rc | レーザー距離計【 Leica DISTO 】リモート制御システム |
dTransMate rc for PDA | レーザー距離計【 Leica DISTO 】リモート制御システムPDA版 |
カタログ(2)
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弊社は、1996年7月に創業し、各種アプリケーションの開発と計測機器の販売・導入および機器設定を含む技術サポートを行い、2024年7月で29周年を迎えます。 各メーカーと直接お取引した商品を扱う代理店、ソリューションパートナーとして、お客様へのアフターフォローも含めて信頼と高品質な商品をお届けしております。 パートナー企業は他にも複数社ございます。 商品を廉価で提供するが、機器説明ができないとか障害対応や修理・交換等に対応できないネット販売店とは違いますのでご安心ください。 ■ 業務を変える 計測機器の有効活用をご提案します https://www.movecorp.co.jp/index.html ○ 計測支援アプリケーション開発 ○ システム構築・コンサルティング ○ 計測機器販売・システム導入サポート 導入までのご相談・ご質問もお気軽にご連絡ください。 デモ機の取扱いや、オンラインでの商品説明も承っております。 よろしくお願いいたします。