★ポリマーアロイの基本設計から、最新ナノコンポジット、その評価の方法まで
講 師 第1部 住友化学株式会社 石油化学品研究所 グループマネージャー 第2部 (独)産業技術総合研究所 ナノシステム研究部門 招聘研究員 理学博士 清水 博 氏 第3部 株式会社日産アーク マテリアル解析部・主管研究員 理学博士 加藤 淳 氏 対 象 ポリマーアロイの基礎から最新動向まで関心のある技術者・研究者・担当部門・初心者など 会 場 川崎市教育文化会館 3F 第1会議室【神奈川・川崎】 JR 川崎駅 下車 徒歩10~15分、京急線 川崎駅 下車 徒歩10~15分 日 時 平成24年1月26日(木) 10:30-16:30 定 員 20名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。 聴講料 【早期割引価格】1社2名まで51,450円(税込、テキスト費用を含む) ※但し1月12日までにお申込いただいたTech-Zone会員に限る。会員登録は無料 ※1月12日を過ぎると【定価】1社2名まで54,600円(税込、テキスト費用を含む) となります
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基本情報
【第一講】ポリマーの性能の向上のための重要な手段として、異種ポリマーのブレンドが挙げられる。しかしながら、一般的に異種ポリマー同士は混ざりにくいため、十分な改良効果が得られない場合が多い。そのため、混練方法、分散方法を工夫して、ポリマーブレンドの構造を制御し、性能を向上させることが重要となる。本講演では、ポリマーブレンドの構造に対する混練条件の影響について概説する。また、リアクティブプロセッシングと呼ばれる反応アロイ化による構造制御技術についても述べる。さらに、ポリマーブレンドの構造制御による各種物性の制御方法についても述べる。 【講演主旨】 ポリケトン(PK)、ポリアミド6(PA)リッチ相の共連続構造や逆海-島構造から成ると考えられるPK/PAポリマーアロイは吸湿時、PCを遙かに越える耐衝撃性を示した。講演でTEM、3D-TEM、ラマンおよびIR、SAXS、固体高分解能NMR並びに粘弾性等を用い、この耐衝撃性の向上はラメラネットワークの補強効果により最大応力が保持されること、さらに吸湿PA微分散相の運動性の増加に加えてPA、PKリッチ相間の相互作用から発現する大きな伸びに由来することを明らかにする。
価格帯
1万円 ~ 10万円
納期
2・3日
用途/実績例
第1部 混練・分散技術によるポリマーアロイの構造・物性制御 1.ポリマーの相溶性 2.非相溶ポリマーアロイの構造制御 3.リアクティブプロセッシングによるポリマーアロイの構造制御 4.ポリマーアロイの構造制御による機能発現 5.フィラー分散位置制御による物性制御 第2部 高せん断成形加工法による新機能ポリマーアロイの創製 1. 高せん断成形加工法の開発 2. 高せん断成形加工法による非相溶性ポリマーブレンドのナノ混合化 3. 高せん断成形加工法による各種フィラーの樹脂へのナノ分散化 4. 三元系 ナノコンポジットの創製:階層的構造制御 5. 高せん断流動場と動的反応場との統合技術 第3部 ポリマーアロイのナノ構造の各種分析方法のポイント 1.はじめに:自動車樹脂部品と耐衝撃性 2.PK/PAポリマーアロイ試料 3.PK/PAポリマーアロイの分析・解析 4.ミクロ構造: TEM観察, EELS分析およびSAXS測定 5. 相互作用: 分光分析法 6. 動的特性: 分子運動性と粘弾性 7. 機械特性評価: 吸湿、乾燥ポリマーアロイの耐衝撃性 8. 応力-ひずみ曲線
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弊社は、化学、エレクトロニクス、自動車、エネルギー、医療機器、食品、建材など、幅広い分野のR&Dを担うクライアントのために、「セミナー企画」に始まった事業領域を「講師派遣」「出版企画」「技術コンサルタント派遣」「動向調査」「ビジネスマッチング」「事業開発コンサルティング」といった様々な事業形態(新事業)に展開することで、ここまで企業を発展させ、新たな市場を開拓してきました。AndTechはこれからも、クライアントの声に耳を傾け、クライアントが望む事業領域・市場に進出して、共に悩み、共に考え、共に道を切り拓く企業として、クライアントに愛される意味を見失わないことをお約束いたします。