日本カノマックス株式会社(代表取締役会長加野稔)はフィルタ試験装置100Sを2012年3月より日本国内で発売開始
「フィルタ試験装置100S」は、外部圧縮空気源から供給されたクリーンエアの空気と粒子発生器から発生させたNaCl粒子を含んだ空気をチャンバー内で混合希釈し、中和器によりNaCl粒子の荷電状態をゼロにして試験エアを作り、この試験エアを検査対象のフィルタに通過させて、上流部と下流部の濃度を測定することで透過率として、5.7インチカラー液晶タッチスクリーンディスプレイ上へ測定値を表示させます。 また、試験流量が変動した場合には、流量制御器が変動を検知して、0-100L/minの範囲で自動流量調整する機能も搭載されています。 クリーニング機能として、測定精度に影響を与えるフォトメータ内部の汚染物質を除去するために、クリーニングフィルタを使って作り出したクリーンエアをフォトメータ内部へ流し、フォトメータをクリーンニングする機能があります。 オプションには、本体荷重約75kgに耐えうるキャスター付き設置台の「ベース/ストレージキャビネット」や「局所排気モジュール」、「N95マスクアダプタ」、「重量測定フィルタホルダ」などを取り揃えております。
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基本情報
●主な特徴 1.1台のフォトメータでフィルタの上流/下流濃度を測定、器差のない信頼性の高い計測値 2.99.9995%の高い捕集効率測定を実現 3.安定性に優れたフォトメータを搭載 4.試験流量の変動を自動で制御する機能(0-100L/min) 5.操作性や視認性の良い5.7インチカラー液晶タッチスクリーンディスプレイを採用 6.お客様の現場で実施するオンサイトメンテナンスにより、迅速作業かつ低ランニングコストを実現 *「フィルタ試験装置100S」は日本カノマックスのアライアンスパートナーである米国ATI社の製品です。
価格帯
納期
用途/実績例
●主な用途 1.医療用マスクなど各種マスク製造メーカの製品試験 2.マスク素材のフィルタメディア試験 3.マスク製造ライン、フィルタメディア製造ラインのチェック
企業情報
1934年(昭和9年)創業。日本で初めて熱式風速計を販売した計測器メーカーである。気流や水流などの”流れ”と目に見えない”微粒子”を精密に計測する技術を応用した計測ソリューションを提案している。戦時中より、国から先進的な基礎研究を委託されるなど、今も受け継がれる高い技術力には定評がある。現在は、業界に新たな風を吹かすべく、「独創と革新に生きる」という企業理念を掲げ、業界No.1のおもてなしカンパニーを目指している。