避難ビルの設計が具備すべき耐津波荷重仕様を再検討する目的で研究を開始
クローズアップ 津波荷重シミュレーションは、従来は頻発する海溝型地震の発生に伴う津波の建物に掛かる荷重の挙動を詳細に把握する事により、避難ビルの設計が具備すべき耐津波荷重仕様を再検討する目的で研究が始まりました。しかし今回の未曾有とも言える東日本大震災での大津波の被害状況を受け、今までの設定条件には無かったシミュレーションの必要性が生じてきました。 すなわち10~20mの高波高の津波や、建物群としての津波荷重評価などが、避難ビルに限らず沿岸に建設される施設の設計や都市計画に今後必須で急務とされています。詳しくはカタログをダウンロードしてください。
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基本情報
【津波の再現】 ○空港港湾研などが所有する津波水槽などで起こる津波の再現と波が建物に加える荷重のトレースを行う ○時系列的に荷重の傾向が津波を再現している事を確認 【シミュレーション】 ○四国の3階建て小学校校舎を想定して詳細な建物モデルを構築 ○当時想定しうる1~8mの津波条件を設定して建物表面に掛かる動的荷重分布や転倒モーメントの評価を行う ○ピロティなどの建物開口部を設ける事によって津波荷重を減少させる効果も定量的に評価 【これからのシミュレーション】 ○10m以上の高波高の浸水深条件設定 ○防波堤・海底地形の影響の把握 ○建物1個だけでなく街並みを再現しての解析 ○引き波のシミュレーション ○船舶や構造物など浮遊物のシミュレーション(FreeMotion機能) ○水槽に地震荷重が加わった際の内部の水の挙動も解析可能 ●詳しくはお問い合わせ、もしくはカタログをダウンロードしてください。
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環境シミュレーションでは、3次元流体解析プログラムの独自開発・販売とこれらのソフトウェアを用いた受託解析サービス業務を行っております。十数年にわたって、建築・土木、機械・電子などの分野における熱流体解析に従事し、数多くの解析を手掛け、多数のノウハウと知識を蓄えてきました。実践で鍛えられた多彩な解析・可視化機能は、多くの企業や研究機関でCFDソフトウェアとして高い評価を受けています。 ●Revit、DXFなどのBIM対応CADデータのインポート機能 ●地図情報(GIS)データインポート機能 ●斜め境界・複雑曲面を自在に表現するSuperCartesian機能 ●高速・高精度の輻射計算やDNSによる高精度乱流解析機能 ●空間内で複数の物体移動に対応する移動境界問題解析機能 ●使いやすいインターフェイスと分かりやすいアニメーション機能 -- ソフトウェアサポートはもちろん、受託解析も承っております。空調換気・風環境解析を中心に、簡単・小規模な問題から複雑・大規模な解析まで、多くの問題に高いコストパフォーマンスのソリューションを提供。 豊富な解析事例と共に、皆様のご来訪お待ちしています。