★サーミスタの各種特性とアプリケーション事例など交えた技術トレンド・市場の動きなど講師2名(横浜国立大学、村田製作所)により解説
第1部【講演主旨】 NTCサーミスタは、温度の上昇にともない電気抵抗値が指数関数的に減少する特性を有していることから温度センサとして利用されています。まず、このサーミスタ材料の用途、種類について説明します。またサーミスタ材料の一つであるMn-Co-Ni三成分系酸化物を例に挙げ、実際の製品をお見せしながらその電気的特性を説明します。さらにサーミスタ材料の結晶構造およびサーミスタ特性を含む電気的特性や伝導機構について紹介します。次にサーミスタ材料の一般的作製方法の問題点を示すとともに、安定した電気的特性を得るための立方晶スピネル型結晶単一相焼結体の作製方法と電気的特性について解説します。 第2部 【講演主旨】 PTCサーミスタは、室温では低抵抗で、特定温度で抵抗が急上昇する極めて特異な抵抗温度特性を示します。この特性を利用して、AV機器、PC、携帯電話、ゲーム機、自動車などで、過電流の保護、あるいは、温度検知の用途に活用されています。特に、過電流保護では、異常が解除された場合に自動復帰するフューズとして作用し、また、温度検知では、検知回路一つで多くの点の温度検知が可能であるという特徴を有しています。
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基本情報
会 場 川崎市産業振興会館 9F 第1研修室 【神奈川・川崎】 JR川崎駅 徒歩7分 日 時 平成24年10月15日(月) 13:30-16:30 ★事前内容リクエストサービス実施中! お客様の実務課題の持ち込み大歓迎です!
価格情報
46200 0月1日を過ぎると【定価】1社2名につき49,350円(税込、テキスト費用を含む)
価格帯
1万円 ~ 10万円
納期
2・3日
用途/実績例
第1部 サーミスタの基礎と高信頼性のための材料開発、研究動向 【13:30-15:00】 講師:横浜国立大学 1.はじめに 2.NTCサーミスタの電気的特性 3.NTCサーミスタの結晶構造 4.サーミスタの一般的作製方法 5.安定した電気的特性を有する立方晶スピネル型結晶単一相焼結体 第2部 PTCサーミスタの技術的特徴と過熱・過電流保護への取り組み、アプリケーション事例 【15:15-16:30】 講師:(株)村田製作所 1.PTCサーミスタの原理 1-1 本来絶縁体のBaTiO3を低抵抗化させる技術 1-2 抵抗急上昇(PTC特性)の機構 2.PTCサーミスタの応用 2-1 過電流保護:自動復帰する過電流保護フューズ 2-2 温度検知:一つの検出回路で多点温度検知 2-3 温調回路不要のヒーター 3.PTCサーミスタの技術トレンドと最新技術動向 3-1 低抵抗化 3-2 高フラッシュ耐圧化 3-3 高PTC化 4.まとめ 【質疑応答 名刺交換】
企業情報
弊社は、化学、エレクトロニクス、自動車、エネルギー、医療機器、食品、建材など、幅広い分野のR&Dを担うクライアントのために、「セミナー企画」に始まった事業領域を「講師派遣」「出版企画」「技術コンサルタント派遣」「動向調査」「ビジネスマッチング」「事業開発コンサルティング」といった様々な事業形態(新事業)に展開することで、ここまで企業を発展させ、新たな市場を開拓してきました。AndTechはこれからも、クライアントの声に耳を傾け、クライアントが望む事業領域・市場に進出して、共に悩み、共に考え、共に道を切り拓く企業として、クライアントに愛される意味を見失わないことをお約束いたします。