溶射加工 用語集
●溶射とは 燃料-酸素の燃焼、電気エネルギーなどの熱源を用いて溶射材料を加熱し、溶融またはそれに近い状態にした粒子を基に吹き付けて皮膜を形成する表面改質法の一種です。溶射は他の表面改質法(表面焼き入れ、浸炭、窒化、イオン注入、メッキ、蒸着、肉盛溶接など)に比べて下記に上る多くの利点を持っています。 ●ガス式溶射とは 酸素と可燃性ガスとの燃焼炎を用いて行う溶射の総称 ●フレーム溶射とは 酸素と可燃性ガスとの燃焼炎を用いて線状、粉末状、棒状の溶射材料を加熱溶融し素材に吹き付けて皮膜を形成する。 フレーム溶射には、溶線式フレーム溶射(ワイヤー溶射)、粉末式フレーム溶射(自溶性合金溶射)、高速フレーム溶射(HVOF溶射)、溶棒式フレーム溶射(ローカイド溶射)がある。 ●溶線式フレーム溶射(ワイヤー溶射) 線状の溶射材料を用いる ●粉末式フレーム溶射(自溶性合金溶射) 粉末の溶射材料を用いる ●溶棒式フレーム溶射(ローカイド溶射) 棒状の溶射材料を用いる ●高速フレーム溶射(HVOF溶射) ガス炎を熱源とする超高速度溶射