金属粉末射出成形の製造技術をマイクロ部品へ展開し、高密度・高精度・複雑形状の焼結体「μーMIM」製品を開発しました!
太盛工業では、金属粉末射出成形により、高密度・高精度・複雑形状の「μーMIM」製品を試作から量産まで承っております。 金属粉末射出成形(Metal Injection Molding:MIM)は、金属粉末と樹脂およびワックスなどからなるバインダーを混合・混練して、金型内に射出成形し、バインダーを脱脂したあと焼結して金属製品を製造する技術です。これらMIM技術をマイクロ部品へ展開し、「μ-MIM」として当社独自の技術を発展させ、更なる技術の向上を目指しています。 「μーMIM」は材質選択の自由が高く、難削材料、高融点材料の製造が可能です。複雑形状の精密な金属部品の量産が可能であり、異種材の接合による複合材料の製造も可能です。 アンダーカットを有する複雑形状の部品の製作を実現するインサートMIM成形や、組立、圧入などの工数の低減・品質の安定性・コストの低減に貢献する一体化をはじめ、ネジ形状や転写に対応いたします。 詳しくはお問い合わせ、またはカタログをダウンロードしてください。
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基本情報
【「μーMIM」特長】 ○材料の組成自由度が高く、難加工性材料、高融点材料の成形も可能。 ○微粉末を使用するため、表面が平滑。 ○異種材の接合による複合材料の製造が可能。 【太盛工業のMIN】 ○鋼種 →ステンレス以外に機械構造用鋼、高硬度鋼、耐熱鋼、磁性材料、チタン、銅など幅広く対応。 ○バインダ →脱脂時間が短い。 →脱脂時の変形が少ない。(=高精度) →残カーボンが少ない。(=高耐食性) →バインダ量が少ない。(=高精度) ○成形 →マイクロ射出成形機および小型の成形機を使用。(=成形の安定性を確保) →基本的に1個取りの金型を採用。(=数量の多いものはホットランナーシステムを組み合わせ) ○脱脂・焼結 →脱脂工程と焼結工程を一体化。(=工程時間の大幅な短縮) →脱脂品のハンドリングが不要。(=品質の安定) ○後加工 →二次加工、バレル研磨、メッキ、熱処理、アッセンブリー等は社内又は協力会社で対応可能。 ●詳しくはお問い合わせ、またはカタログをダウンロードしてください。
価格情報
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納期
用途/実績例
【用途】 ○マイクロ金属粉末射出成形として。 →電子製品、医療機器、装飾品、レジャー・スポーツ用品・機械部品・工具部品・OA情報機器等。 詳しくはお問い合わせください。
詳細情報
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一体化 組立工数の低減・品質の安定性・コストの低減に貢献します。 (写真:カム SUS316L)
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ネジ形状 二次加工不要・精度確保(1級 止まり,通り)・外ネジ,内ネジも可能です。 (写真:携帯電話部品 Ti-6Al-4V)
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転写 微細粉末の使用により、転写が容易です。 (写真:医療部品 SUS630)
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太盛工業(株)は(株)日本マイクロMIMホールディングスの子会社として、タイのTAISEI KOGYO(THAILAND) CO., LTD. とともに、μ-MIMの製造を担っています。 自社開発したフィードストック(MIM原料)を使用することにより、通常のMIMでは製造困難な微細・高精度金属部品の量産化も可能です。 鋼種・合金系を問わず、薄肉部の多い部品、寸法精度要求の高い製品や高い工程能力指数を要求されるような量産品に適した、従来では困難な領域に力を発揮します。 世界最先端の計測・分析機器を使い、開発スピードに直結する迅速で確実な評価体系を構築しています。 医療機器のみならず、光学、通信、産業機器など幅広い業界のご要望にお応えしています。