機械加工により厚みを0.5mmまで薄くしており、平面研磨もできます。機械加工ですので金型で製造するよりもはるかに寸法精度は出ます
多孔質(ポーラス)焼結金属を限界まで薄くしてみました。多孔質(ポーラス)焼結金属業界では機械加工を施すと目詰まりを起こし、フィルターとしての役目を果たさなくなるので、タブーとされてきました。しかし、金型での製作は困難を極め多孔質(ポーラス)焼結金属の限界を感じておりました。この技術により多孔質(ポーラス)焼結金属の壁が取り払われ、金型では不可能だった形状でも製造可能になりました。
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基本情報
多孔質(ポーラス)焼結金属に機械加工が施せると様々な利点が生じてきます。 まずは精度の問題。通常多孔質(ポーラス)焼結金属は高温まで上げる為膨張と収縮が起こり、寸法精度は決められなかったのですが機械加工により格段に寸法精度が出るようになります。次に形状の問題。ステンレス(SUS)製多孔質(ポーラス)焼結金属の場合加圧成形もしますので条件はさらに悪くなるのですが、上パンチと下パンチにより形状を決めますので、例えばT型(チーズ)の様な形状は当然出来ません。しかし機械加工が出来ればクリアできます。※但しなんでも機械加工出来るのではなくやはり多孔質(ポーラス)体ですのでチャッキングが出来るものに限りますが…チャッキングの力が弱すぎると加工時に材料が飛びますし、逆に強すぎると多孔質(ポーラス)焼結金属最大の特徴である空隙を小さくしてしまうというような問題が生じてきますので。
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多孔質(ポーラス)焼結金属を限界まで薄くしてみました。多孔質(ポーラス)焼結金属業界では機械加工を施すと目詰まりを起こし、フィルターとしての役目を果たさなくなるので、タブーとされてきました。しかし、金型での製作は困難を極め多孔質(ポーラス)焼結金属の限界を感じておりました。この技術により多孔質(ポーラス)焼結金属の壁が取り払われ、金型では不可能だった形状でも製造可能になりました。
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粉末冶金法(金属粉末を成形して焼結し金属製品を作る製法)で製作された製品のことを『焼結金属』と呼ぶ。なかでも、多孔質金属である焼結金属フィルターに特化することにより、用途に合わせたご提案が可能です。用途例としては、フィルター(濾過・分離)、サイレンサー(消音)、流体の整流、液体の吸水、バブリング、防爆フィルター(フレームアレスタ)があり、現在も用途開発中です。また、15種類超の材質が焼結処理可能。多孔質金属は何種類も存在し、気孔径のみではなく気孔構造も性能を左右します。 当社の特徴は金属粉末を用いた焼結金属フィルターで全てが開気孔/連続気孔(オープンポーラス)を有する多孔質金属です。多孔質金属には他にも金網を積層し焼結処理を施し、目開きの精度を保持しながら強度も併せ持つ焼結金網、骨格のみで形成されているスポンジ状の多孔質金属、ストレート孔のみでレンコン状に貫通孔が無数に存在する多孔質金属、溶融金属に発泡剤を投入することにより金属に無数の気孔を有するが全て閉鎖気孔/独立気孔(クローズドポア)の発泡金属とどの多孔質金属にも一長一短があり用途に合わせた多孔質金属の選定が必要です。