MTSは低トルク評価、計測を可能にする新たなステアリング試験装置を開発しました。
MTSは実現象に即した精度良く低トルクを計測するステアリング ヘッドモジュールを開発しました。革新されたデザインでは最適なステア入力を行う為に、トルクセンサー、モーターおよび角度計測用エンコーダを内蔵式としました。このモジュールは実際の車両入力に適応した入力時剛性および慣性力をセットアップすることができ、重要な低トルク領域を高い分解能で再現することができます。
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基本情報
これまでの油圧式ステアリング試験装置は、実現象に基づく高トルクイベントに注目したものでしたが、近年では電気式パワーステアリング システムおよび個々のステアリング応答、あるいはドライバーフィールの追及を試みる取り組みが進められています。ステアリング開発者は重要な低トルクを精度良く計測することができるテストベッドが必要になり、適切なステアシステムのイナーシャと、実車両入力に対応する剛性を備えた試験装置が必要になります。これまでの試験技術から大きな進歩が求められます。 試験の多用途性を拡張する為に技術投入された新しいモジュールのステアリング ホイールは、ステアリング入力条件の変更の度にそれらの部品を再構成する手間を排除し、容易に接続することが出来ます。ステアリング入力はステアリング ラック、I シャフト締結ポイントあるいはステアリング コラムに入力できます。従来のステアリング耐久性試験の実施に必要な能力と精度も備えます。 新しいステアリング ヘッドモジュールはMTSの全てのステアリング試験装置と一緒に供給されます。また既存のMTS製試験装置への組み合わせも検討致します。詳細はお問い合わせください。
価格帯
納期
用途/実績例
• 113 Nm(分解能 0.00001347 Nm), ノイズフロアレベル +/- 0.004 Nm • 226 Nm(分解能 0.00002694 Nm), ノイズフロアレベル +/- 0.008 Nm
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エムティエスジャパン株式会社は、各種試験装置に関するエンジニアリング会社である米国MTS Systems Corporationの日本法人です。40年余にわたり日本のユーザへエンジニアリング・コンサルティング・サービスをご提供するとともに、地震のシミュレーション・システム、自動車の耐久試験システム、航空機の疲労試験装置ならびに各種材料試験装置などを、我が国の公的機関、大学及び民間企業に納入してまいりました。これらはすべて、そのシステムの安全性を追及するためのものであり、「物を造る」場合に欠かすことのできない非常に重要な役割を担うシステムです。 1972年6月に米国MTS Systems Corporationの50%の出資により、エムティエスジャパン株式会社が設立されました。1975年5月に同社の全額出資の子会社となり、1981年には名古屋支店(現、西日本支社)を設立し、販売/サポート体制を強化し現在に至っております。 MTSとの協調により、設計の最適化と生産性の改善、お客様の製品の市場投入期間の短縮を実現します。