特定天井向けの天井脱落・落下防止専用のフェイルセーフネット
特定天井向けの天井脱落・落下防止の専用ネットで、難燃性高強度繊維素材で出来ています。設計は国土交通省の天井脱落対策に係る技術基準の解説書に100%従って設計しています。 東日本大震災では多くの天井が脱落・落下し、甚大な被害が発生しました。また、水泳場の天井がたびたび落下し被害を生じています。国土交通省は特定天井(吊り天井で高さ6m以上、水平投影面積200平米以上、天井の単位面積質量2kg/平米以上)に関する告示771号を25年8月に公布し、26年4月より施行されることになりました。これにより、特定天井に対しては、構造耐力上安全な天井の構造方法が要求されることになりました。また、既存建築物の特定天井に対しても増改築時は同様の要求が出されます。 この天井脱落・落下防止フェイルセーフネットは、既存建築物の特定天井に対する安全な構造方法として認められております。
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基本情報
国土交通省の天井脱落対策に係る技術基準の解説書に100%従って設計された難燃性高強度繊維素材を使用したフェイルセーフネットです。ネット形状が複雑な場合は、膜構造・ケーブルネット解析プログラムGENATES (FEM解析)を使用し、ネットに生じる応力を正確に評価します。 フェイルセーフネットに使用されている難燃性高強度繊維は、一般のポリエチレンに比べ4倍以上の強度を持っています。また、ポリエチレン系の高強度繊維と異なり、ネット素材自体が難燃性で大気中では燃えることなく、溶融温度もポリエチレン系の150℃に比べ、400℃と高い値です。 FS840(Φ1.31mm 40mm目)、FS1440(Φ1.94mm 40mm目)の2種類を用意しております。ネット1枚の最大寸法は、掛継接合部 なしで、W3.8m、L100mまで可能です。 難燃性を評価するLOI(限界酸素指数)は28で、大気中では燃えません(大気中の酸素の体積率は16%であり、従ってLOI 16以下は、大気中で燃えてしまいます)。ネットの表面処理による防炎製品ではなく、ネット素材自体が難燃性です(防炎製品性能試験基準には適合しております)。
価格帯
納期
用途/実績例
特定天井の脱落・落下防止、 天井の脱落・落下防止
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協立工業株式会社は、膜構造建築物における当社独自の技術に加え、Skyspan Japan 社の高いエンジニアリング力と先進の技術・ノウハウを取り入れることにより、ヨーロッパで培われたディテールの美しさ、シルエットの美しさを大空間に表現します。