長周期地震動の世界最大の振幅を再現
日本の大手総合建設会社である鹿島建設株式会社(以下、鹿島)は、蓄積され た高度な技術とノウハウ、業界随一の技術研究所を有し、業界のリーディング カンパニーとして技術開発や新技術・新工法の水平展開を行っています。 鹿島は、以前より地震国・日本における耐震技術向上のための実験装置とし て振動台を重要視しており、1975年に最初の振動台を導入しました。その 後、1991年に更新を行いましたが、今後予想される巨大地震や長周期地震へ の対応、あるいは国の指針改定に伴う原子力施設のさらなる高耐震化検討等 の諸要求に対して、現行の性能のままでは十分な対応ができなくなることが 予想されました。 そこで鹿島は、超高層建築物および原子力発電所などの重要構造物の高耐 震化に向け、大型振動台における世界での多数の実績、および、鹿島建設に おけるこれまでの実績から、2008年にMTSと更なる更新の検討を始めまし た。
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基本情報
大型振動台としての高精度な制御と長周期振動再現のための長ストロークの制御を実現するためのソリューションとして、地震動を再現する「主振動台」と、超高層ビルなど長周期構造物の応答を再現する「長周期振動台」を組み合わせた2段重ね方式の高性能三次元振動台です。
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エムティエスジャパン株式会社は、各種試験装置に関するエンジニアリング会社である米国MTS Systems Corporationの日本法人です。40年余にわたり日本のユーザへエンジニアリング・コンサルティング・サービスをご提供するとともに、地震のシミュレーション・システム、自動車の耐久試験システム、航空機の疲労試験装置ならびに各種材料試験装置などを、我が国の公的機関、大学及び民間企業に納入してまいりました。これらはすべて、そのシステムの安全性を追及するためのものであり、「物を造る」場合に欠かすことのできない非常に重要な役割を担うシステムです。 1972年6月に米国MTS Systems Corporationの50%の出資により、エムティエスジャパン株式会社が設立されました。1975年5月に同社の全額出資の子会社となり、1981年には名古屋支店(現、西日本支社)を設立し、販売/サポート体制を強化し現在に至っております。 MTSとの協調により、設計の最適化と生産性の改善、お客様の製品の市場投入期間の短縮を実現します。