エネルギー、化学プロセス膜分離技術を詳説した1冊
本書は、地球環境問題の解決や新エネルギーの開発に役立つ新しいプロセス技術である膜分離に着目し、高分子膜の開発・応用動向から、21世紀に入り急速に発展した新しい膜素材であるゼオライト、シリカ、炭素膜などの多孔質無機膜の開発・応用動向、それらの膜の二酸化炭素分離や水素分離への応用、さらには各種化学プロセス、燃料電池、バイオプロセスへの応用について、これから向かう方向を展望するためにまとめたものである。 膜の実用化には、膜素材の研究から始まり、製膜技術、モジュール化技術、分離システムの構築の各要素技術が確立されなければならない。本書にはこれらの実例が数多く紹介されており、多くのヒントが得られるものと期待される。今後、地球持続のための技術として膜分離はますますその重要性を増し、多くの研究者をひきつけるものと考えられる。本書がこれから研究開発を展開しようとする研究者にとっても有益なテキストになることを確信している。
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基本情報
■発刊日:2014年12月19日(金) ■体 裁:A4判上製本 306頁 ■価 格:64, 800円(税込) → STbook会員価格:61,560円(税込) ■監 修:喜多 英敏 氏/山口大学 ■目次 第1章 膜による分離技術と応用 第2章 高分子ガス分離膜の分離機構と開発, 応用動向 第3章 無機分離膜の分離機構と開発, 応用動向 第4章 二酸化炭素(CO2)分離膜 第5章 水素分離膜 第6章 化学プロセスへの膜分離の適用
価格情報
64,800円(税込) →STbook会員価格:61,560円
価格帯
1万円 ~ 10万円
納期
用途/実績例
低炭素化社会実現のための基盤技術として、膜分離が地球温暖化ガス対策としての二酸化炭素の分離・回収や、水素エネルギーやバイオマスエネルギーなどの新エネルギーの開発における大規模なエネルギー削減技術として注目されている。 分離膜は実用を背景としており、透過性、分離性はもとより、耐久性、操作性、経済性などの要求に応えるものでなくてはならない。高分子膜でも長期の耐久性や高性能化の要求に応える膜開発が求められている。一方、無機膜のシリカやゼオライト膜については分離性能や膜の安定性の点で評価が高いが、大量生産を考えたときに明らかに高分子膜に比べて生産性やコストの点で劣り、今後一層の検討が必要である。
詳細情報
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エネルギー・化学プロセスにおける膜分離技術 ■発刊日:2014年12月19日(金) ■体 裁:A4判上製本 306頁 ■価 格:64, 800円(税込) → STbook会員価格:61,560円(税込) ■監 修:喜多 英敏 氏/山口大学
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