多彩な分析用機能を備えた、デジタルカメラの動画を用いた画像処理による変位計測システム
『OpticG 2D』は非接触・2次元で動的変位計測を行い各種ツールで分析を行うことができるシステムです。 1. 計測したい箇所に向けて、離れた場所にデジタルカメラを置き 2. 距離計でカメラから対象までの距離を計測し 3. デジタルカメラで動画撮影し 4. パソコンで動画を画像処理する ことで変位が得られます。 変位は鉛直方向だけでなく水平方向も得られます。 本システムは撮影機材(望遠レンズ・較正済デジタルカメラ・レーザー距離計等)、および解析ソフトウェアインストール済のパソコンで一式となります。 カメラはお手持ちのものをご利用いただくことも不可能ではありませんが、正しい計測をおこなうためには事前の較正が必要となります。この場合は弊社較正サービスをご利用ください。 解析ソフトウェアでは、フィルタリング、グラフ間演算、統計処理や簡易寸法計測など、分析を手助けする様々な機能を搭載しています。 2台のカメラでそれぞれ別方向から撮影すれば、3次元の変位計測も可能です。
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基本情報
<仕様> 計測可能な撮影距離: 3~80m システム総重量: 約8.5kg(推奨機材セットの場合) 電源: 不要(バッテリー駆動) カメラ: マニュアルフォーカスが可能な機種(デジタル一眼レフカメラ・ミラーレス一眼カメラ・コンパクトデジタルカメラ・デジタルビデオカメラ) サンプリングレート: 30fps(カメラに依存します) 計測処理方法: 画像マッチング法 処理所要時間: 1分間の動画につき1分程度 OS: Windows Vista/7/8/8.1/10 <性能> (20m先の対象の)変位計測範囲: ±10mm(撮影距離・カメラ設定により異なります) (〃)変位計測精度: 0.1mm(遠くにある対象ほど精度が低下します) <機能> ・多数の動画を連続して処理する「一括マッチング」 ・フィルタリングによるノイズ除去 ・変位の統計処理 ・グラフ間比較 ・画像形式やCSV形式でのグラフ出力 ・別の測点の計測結果グラフ重ねあわせ ・計測結果間の演算(相対変位等が得られます) ・撮影画像を使用した簡易的な寸法計測
用途/実績例
<用途> ・橋梁の桁たわみ計測 ・支承の異常診断 ・桁のがたつき診断 ・部材の固有振動分析 ・ひずみの分析 ほか <使用技術> 特許番号5281610号 特許番号4948660号 <導入実績> 京都大学 他
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株式会社ズームスケープは 画像を用いた測量・計測用の技術開発をおこなっている ベンチャー企業です。 遠方写真計測という新しい技術によるシステム開発を行い、 「これまで測れなかったものを測れるようにする」 「これまでよりも安全に効率的に測れるようにする」 しくみを作り、普及させることで社会の発展に貢献します。