世界最速サンプリング&高精度(測定リニアリティー±0.5%F.S.)を両立したレーザオートコリメータ
当社従来機種”レーザオートコリメータ”は半導体レーザから投射される平行光の反射を検出し、非接触で対象物の傾きを測定する測定器ですが、静止した対象物に限定されておりました。 【高速角度変位計HRAD】は、高速で変位する対象物の角度を「動的」に測定する事が可能です。 世界最速サンプリング 従来比16,000倍以上、500kHz(2μs)サンプリング 10,000rpmの回転体なら3,000ポイント/周回の計測を実現致します 測定可能距離が長い 対象物との距離が保てるため、計測作業性が向上します。 アナログ電圧出力装備 オシロスコープやFFTアナライザーと接続ができます。 (従来の解析手法との相関環境の構築が可能です。)
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基本情報
従来、高速で変位する対象物の角度を「動的に測定する為には、「高さ・長さ」など距離測定を数点行い角度換算がされておりましたが、測定する数点の位置誤差から生じる測定誤差や分解能不足の問題解決ができませんでした。 高速・高分解能オートコリメータ『HRAD』は、半導体レーザを利用し非接触で高速に変位する対象物の角度を動的に測定する業界初の高速オートコリメータです。高速回転体(回転中のディスク、モータ、ミラー等)や高速揺動体(振動したり、傾いたりするもの)の傾き姿勢の変化が測定できます。オートコリメータ光学系の採用により「角度」を直接捉える為、従来手法では問題となった測定誤差要因を完全に除去致します。低収差光学系、受光素子の応答性を活かす独自の電子回路と演算回路により高速・高分解能で信頼性の高い測定環境を御客様にご提供いたします。
価格帯
100万円 ~ 500万円
納期
~ 1ヶ月
用途/実績例
1.光ディスク用スピンドルモータの動的面振れ・軸倒れ検査 2.光ディスクドライブの動的面振れ、軸倒れ特性検査 3.HDD用スピンドルモータの動的面振れ、軸倒れ検査 4.HDD用サスペンションヘッドの傾き検査 5.ポリゴンスキャナモータの動的面倒れ検査 6.ガルバノミラーやレジナントスキャナの動的特性検査 7.MEMSの動的特性検査 8.デジカメの手ブレ補正部品の動的特定検査 9.携帯電話用カメラ用VCMの動的姿勢変化 10.光ピックアップのアクチュエータ部動的特性検査 11.光ピックアップのビームエクスパンダ部動的特性検査
企業情報
駿河精機は創業以来50年にわたり、光学機器市場で競争力の高い製品を供給し続けています。 急速に発展するスマートフォン・タブレットなどのモバイル機器や、車載用センサ分野において、駿河精機のテクノロジーが欠かせない存在となっています。 近年では、コアテクノロジーをさらに発展させたアプリケーションシステムで、ヨーロッパ・アメリカ・アジア諸国など、海外市場にも進出しています。