国産非冷却型センサ搭載 火炎を除去して燃焼炉内を詳細に確認可能
『InfReC R300BP-TF』は、火炎越し計測用赤外線サーモグラフィカメラです。 サーモグラフィで火炎越しの撮影を行うには、火炎や燃焼時に生成される炭酸ガス(CO2)等を透過する3.8μm近辺の赤外線のみを画像化する必要があります。 従来、3.8μm近辺の赤外線を検出するには、冷却型センサを搭載した高額かつ重量が3Kg以上あるサーモグラフィを使用する必要がありました。また、センサ冷却器のメンテナンスに費用や時間が掛かり、普及の妨げとなっておりました。 R300BP-TFは、国産非冷却型センサと炎越しフィルタを組合せにより、火炎の影響が除去される3.8?m付近の短波長帯の赤外線を検出します。 燃焼炉内の壁面・パイプなどの劣化状況やバーナーの動作状況、クリンカの付着状況を鮮明に撮影することが可能です。 ・国産非冷却型センサでメンテナンスフリーを実現 ・バッテリ駆動で1.5Kgの小型・軽量 ・様々なアングルで撮影可能な回転式LCDモニタ ・カメラだけで熱画像の動画をSDカードに最速10Hzで記録 ・防護シールド標準添付 ・炉内挿入型リレーレンズとの組合せが可能(特注)
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基本情報
【主な仕様】 ◎検出器:2次元非冷却センサ(マイクロボロメータ) ◎測定波長:3.7μm~3.9μm ◎温度分解能:4.0℃ at 400℃(S/N改善時) ◎温度精度:±44℃ ◎フレームレート:60Hz ◎検出器画素数:320(H)×240(V) ◎表示・記録画素数: 標準モード/320(H)×240(V)、超解像(SR)モード/640(H)×480(V)画素(静止画のみ) ◎測定視野角:22°(H)×17°(V) (標準レンズ搭載時) ◎測定距離範囲:50cm~∞ (標準レンズ搭載時) ◎記録媒体:SDカード、SDHC対応 ◎バッテリ駆動時間:2時間(長時間バッテリケース(オプション)使用時:4時間) ◎防塵・防沫構造:保護等級IP54相当 ※燃焼ガスの種類によっては火炎を除去できないことがあり、測定温度に影響を与える場合があります。デモ機においての実測をご推奨します。
価格帯
納期
用途/実績例
・石炭火力発電所の加熱炉内ボイラ周囲クリンカ付着診断 ・プラントメンテナンス会社の診断評価(診断作業) ・研究機関の新材料燃焼時の評価試験
ラインアップ(1)
型番 | 概要 |
---|---|
R300BP-TF | 測定温度範囲:400℃~1500℃ |
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●接合機器:金属接合、樹脂溶着、はんだ付け、封止などにおいて最適な工法、機種をご提案いたします。 ファイバレーザ溶接機、半導体レーザ溶接機、抵抗溶接機(溶接電源、溶接ヘッド)、 パルスヒートユニット(パルスヒート電源、リフロヘッド)、樹脂熱カシメ装置、 超音波溶着機、超音波金属接合機、超音波カッタ、超音波フードカッタ、高周波誘導加熱装置、 シーム溶接機、溶接モニタ、加圧モニタ、システム装置 ●赤外線機器:赤外線サーモグラフィは、対象物から出ている赤外線放射エネルギーを検出し温度に変換して、 温度分布を画像表示する装置です。研究開発から品質管理、設備診断まで様々な用途で活用されています。 赤外線サーモグラフィ、赤外線モジュール、赤外線サーモグラフィシステム、防爆型サーモグラフィカメラ