反射光抑制技術を搭載した反射光に強いファイバレーザ溶接機『UW-Sシリーズ』の販売を開始【UW JAPAN株式会社】
UW JAPAN株式会社(東京都品川区)は、ファイバレーザの弱点である反射光を克服した業界初のファイバレーザ溶接機、UW-Sシリーズの販売を2016年4月より日本で開始した。従来は『傾ける』ことや『反射光の検出レベルに対する設定を厳しく』することで、ワークからの反射光が発振器に与える影響に対して難儀していた。新機能である『反射光抑制技術』とは、発振器に反射光を戻しても安定したレーザ出力を得ることを可能にした技術であり、市場から銅やアルミなどの高反射材に対する加工ニーズが多いことに対しても、反射光の影響を受けない安定した加工性を実現。出力はシングルモード700Wと、マルチモード1,000W~4,000Wの5機種。UW-SシリーズはYAGのUJシリーズと共に量産効果で低価格を実現させた。その稼働実績と品質に自信を持ってお勧めする商品に仕上がっている。
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基本情報
ファイバレーザ発振器を製造するメーカは多く、反射光に強いと自称するメーカの中で、実際に反射光を受けて加工が可能な根拠を持つ発振器メーカは少ない。ファイバレーザというブラックボックス化した発振器を量産ラインに投入するユーザは、常にメンテナンスサポートについての懸念を払拭できないのが現状である。UWグループではこの点に置いても国内での迅速なサービスを完結させることが重要であると考え、サービス体制に重点を置き顧客サービスを強化している。これにより直上からのレーザ照射を可能にした。簡単に言いうと、従来はワークに対して傾けて使うが新型は垂直に照射が可能。 良い所だけ述べているが課題もある。出力光学系付近で結像してファイバを破損させる不具合も想定されます。これらに対しては反射結像しにくい周辺光学系構造と、中途半端な角度を付けないこと、積極的に反射光を発振器に戻すことで事故を大幅に防止させている。 直上照射を可能にしたファイバレーザ溶接機UW-Sは、角度照射に必要な複雑な機構を必要とせず、簡素化された周辺機器で設備の総合コストを下げ、生産速度を向上させることにも成功した事例を持つ。
価格情報
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価格帯
1000万円 ~ 5000万円
納期
※本体価格(周辺機器含まない)
用途/実績例
レーザ溶接・切断 ・反射光に強いので、高反射材料の加工が得意となった。 ・日本製発振器搭載により国内サービス体制が迅速に行える ・直上照射が可能になり、垂直照射を必要とする加工が可能になった ・レーザ溶接機用途としての出荷実績が豊富(2015年度。108台出荷済)
ラインアップ(4)
型番 | 概要 |
---|---|
UW-S0700S-TU | シングルモード700W |
UW-S2000-TU | マルチモード2000W |
UW-S3000-TU | マルチモード3000W |
UW-S-4000-TU | マルチモード4000W |
企業情報
UW JAPAN株式会社はUnited Winners Laser Co.,Ltd. 100%出資の日本法人として、2012年8月に設立され、ランプ励起YAGレーザ溶接機『UJシリーズ』を日本国内仕様として販売。品質に厳しい日本の顧客ニーズを満たし中国で大量生産されているコストメリットを生かしながらもお客様の品質要求に応えるため、心臓部である発振器や主要部品を日本製に置き換えた上で日本仕様のYAGレーザ溶接機として販売しており、日本市場においても弊社創業前の2008年から累計約70台以上の稼働実績があります。また2年間の保証期間を設けることで購入後も安心して使用頂けます。