表面状態の観察ができる土砂磨耗試験及びエンジン部品などの選定に最適な摩擦摩耗試験
『土砂摩耗試験』は、摩耗現象の中でひっかき摩耗と呼ばれる硬い突起や 異物によって表面が削り取られる摩耗現象を調べる試験です。 具体的には、試験片と回転しているゴム輪の接触面に一定量のけい砂を 流し込んで、試験片の表面が削り取られた分の摩耗減量やその表面状態を 測定・観察します。 プラスチックのように摩耗しやすい材料は摩耗減量が大きく、 工具鋼などの耐摩耗材は摩耗減量が小さく測定されます。 『高温摩擦摩耗試験』は試験片同士を回転させながら擦り合わせて 摩耗度合を調べる試験です。 常温から高温まで行うことができ、試験前後の試験片質量差から摩耗した 質量(摩耗減量)および摩擦トルクを測定します。 【試験項目】 ■土砂摩耗試験 ◎摩耗減量の測定 ◎表面状態の観察 ■高温摩擦摩耗試験 ◎摩耗減量 ◎摩擦トルク ◎試験時の試験片(ディスク)実体温度の測定 ※詳しくはカタログをご覧頂くか、お気軽にお問い合わせ下さい。
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基本情報
【適用対象】 ■金属材料全般 ■セラミックス 【仕様】 〔土砂磨耗試験〕 ■試験片サイズ:12.5 mm 厚×25.0 mm 幅×75.0 mm 長(ASTM G65 に準ずる) ■厚さ:3.2~15 mm の範囲が可能 〔高温摩擦摩耗試験〕 ■試験温度 :常温、100~800 ℃ ■試験片サイズ ・ピン:5 mm 径×17 mm 長 ・リング:外径25.5 mm×内径19.9 mm×高さ18.0 mm ・ディスク:49.5 mm 角×厚さ10 mm ※詳しくはカタログをご覧頂くか、お気軽にお問い合わせ下さい。
価格帯
納期
用途/実績例
【適用例】 ■土砂摩耗試験 ・粉砕機用硬化肉盛溶接金属の性能評価試験 ・耐摩耗性表面処理の最適表面処理条件を選定するための性能評価試験 ・18%Cr鋳鉄の耐摩耗性調査 ・高マンガン鋼鋳鋼品の耐摩耗調査 ■高温摩擦摩耗試験 ・エンジン部品やブレーキ部品など高温下でも摩擦摩耗に耐える材料の選定試験 ・異なる材質の試験片による耐摩耗性相対比較試験または相性試験 ・表面皮膜処理試験片による皮膜の耐摩耗性調査 ・「試験片+潤滑油塗布」による潤滑油の性能調査 ・超硬材料の耐摩耗性調査 ※詳しくはカタログをご覧頂くか、お気軽にお問い合わせ下さい。
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神鋼溶接サービス株式会社は、溶接トップメーカーの神戸製鋼所で長年に亘って培われてきた人材・設備・技術ノウハウをベースに豊富な経験と高い技術にもとづいて、主に金属材料の溶接・接合に関わる試験・調査・解析および溶接研修を提供する会社です。 常にお役に立てるお客様の身近なパートナーをめざし、努力してまいります。