蓄電デバイス内の水素を選択的に吸着する、新たに開発されたゲッター材
SuiSorbは、サエスが蓄電デバイス(アルミキャパシタやスーパーキャパシタ等)向けに開発した、選択的な水素吸着を行う最新のゲッターになります。 蓄電デバイス容器内の経時的な圧力増加を適切にコントロールするために、SuiSorbは非常に有効であることが証明されています。 【特徴】 ○ 外装ケースの膨張を低減する ○ 寿命を延ばす ○ 性能を安定させる ○ 安全性を高める ○ 水素向けの選択的ゲッター ○ 活性化プロセスが不要 ○ 電解液の存在が吸着能力に影響を与えない。 ○ 高い温度耐性 ○ Alキャパシタとスーパーキャパシタの電気的特性に影響を与えない。 ○ パーティクルの放出がなく、デバイスの汚染がない。 ○ 大気中での簡単で安全な取り扱いが可能 ○ 搭載が簡単 ○ 異なるスペース制限やターゲット寿命に応じたガス負荷に対応する、様々なサイズや厚さが提供可能。
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基本情報
水素ガスは、GaAsデバイス等の特定の装置で使用された場合、PdやPt等の 粒子物質の劣化を引き起こす可能性があります。 水素ガスは、熱を高効率で移動させることでよく知られていますが、それと同時に、密封した容器や半密封した容器に大量の水素が保管された場合、爆発等の危険な状況を生み出すことでも知られています。 また、水素ガスは水分の分解によっても発生し、Alキャパシタやスーパーキャパシタ等の半密閉状の電気化学デバイスの外装ケース膨張の原因となり得ます。 これらの技術的ニーズに従い、サエスは効率的な水素ゲッターを開発しました。 サエスの水素ゲッターは、熱活性が不要で、厳しい環境と生産工程にも対応可能です。 更に、単位面積当たりの高い吸着性能を特徴とします。
価格帯
納期
用途/実績例
蓄電デバイス(アルミキャパシタやスーパーキャパシタ等)など
企業情報
ゲッター技術の世界的パイオニア「サエス・ゲッターズ・グループ」は、1940年代の創業以来、高・超高真空環境や純金属の蒸着など様々な用途に対応するソリューション(ガス/水分吸着剤、水銀/アルカリ金属蒸着源など)を提供してまいりました。 また研究開発にも積極的に投資し、2004年以降はニチノール市場にも事業を展開しております。ニチノールの超弾性の特性は医療用機器に応用され、形状記憶の特性は産業および家庭用電化製品に応用されています。