変位拡大機構型圧電アクチュエータ
1.エネルギー効率が高い 電気エネルギから機械エネルギに変換される効率が約25%と大変高いことが特長です。また、ある変位状態を保持するためには所定の印加電圧を維持すれば良く、電圧を維持する場合の電流は実質零です。 2.高速動作が可能 一般に電磁吸引力を利用するアクチュエータに比して高速での動作が可能です。駆動限界である共振周波数については技術ノート「動的負荷での動作」をご参照下さい。 3.小型化・薄型化可能 同等の変位と力を発生する電磁吸引力を利用するアクチュエータに比して、小型化、特に薄型化が可能です。 4.制御性が良い 電圧と変位がほぼ比例関係にあるため、所定の変位を得るには、電圧の制御により可能です。但し、電圧の上昇下降に伴って、同じ印加電圧でも発生する変位は同じにならない(ヒステリシス)が存在するので正確な発生変位が要求される場合には変位センサが必要です。
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基本情報
品番 概寸(mm) 発生変位(um) 価格 MTA05S1200F22 67×5×86 1200 100,000円 MTA05S2400F11 77×5×91 2400 125,000円 MTA05S3000F3 79×5×90.5 3000 125,000円
価格情報
90,000~150,000 サイズによって価格が異なります
価格帯
10万円 ~ 50万円
納期
~ 1ヶ月
用途/実績例
メカトランスシリーズの各種応用例 1.超精密微細研磨ツール 2.小型タイプメカトランス 3.高速角度調整機構/高速に角度調整可能かつ2mm ピッチで並べる 4.微小荷重載荷・検出装置/微小荷重を検知・載荷し、表示できるシステム 5.与圧機構かつヒンジ機構付き積層圧電アクチュエータ 6.ポンプ 7.2 軸位置決めステージ機構 8.セラミックシートの高速パンチングマシン 9.オン/ オフ ポンプ
企業情報
「メカトランス」は私がNEC在職時の1980年代に実用化した技術で、当時、世界最初、最高速の圧電方式インパクトプリンタの開発を成功裡に実現いたしました。 その後、プリンタ技術の変遷により、この技術は表舞台から消えていましたが、東京大学樋口俊郎教授が技術の将来性を予見され、今日の会社設立に至りました。圧電方式の数々の長所を生かし、高速、大変位のアクチュエータを実現した「メカトランス」は、広い分野でご利用いただける可能性を実感いたし、この度、系列化したアクチュエータ群を開発し、皆様のご利用に供することといたしました。