金属の錆分析や樹脂やゴムの劣化分析により、お客様の問題解決をサポートします。
腐食とは材料が周囲の環境との間に化学反応を起こし、変質、消耗、破壊されて本来の機能を失う現象です。 JTLでは、所有する機器分析装置を組み合わせることで、様々な金属の錆分析や樹脂やゴムの劣化分析を実施します。
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基本情報
【特徴】 ●金属腐食分析 金属錆発生の必要条件は水と酸素です。 またハロゲンや硫化物は表面酸化膜を破壊し錆を促進させる因子です。 SEM-EDX、ED-XRF、EPMAによりこれらの錆に由来する元素を表面や断面から分析することができます。 ●錆の同定分析 鉄錆(酸化鉄)には主に赤錆(Fe2O3)と黒錆(Fe3O4)があります。 黒錆は鉄の表面にできる酸化膜で、赤錆の発生を抑えるため意図的に膜をつくります。 赤錆は鉄そのものを腐食させます。両者の違いはEDX分析からは判断できませんが、XRD分析ではこれらを見分けることができます。 ●樹脂・ゴムの添加剤成分分析 樹脂やゴムは熱や光などで添加剤成分が変化し、劣化が進行、特性が失われます。 SEM-EDX、ED-XRF、FT-IRなどで新品と劣化品の添加剤成分を比較分析ができます。 ●錆の原因調査、予防、防止 鉄鋼・非鉄部材で錆が発生した場合、製造工程で使用する水、洗浄液、切削油に含まれるClやSが原因となることがあります。 このような分析にはICが活用できます。
価格帯
納期
用途/実績例
●錆の断面分析 【カットサンプル→SEM-EDX、FE-EPMA】 ●樹脂の酸化劣化分析 【ED-XRF、FT-IR】 ●赤錆、黒錆の化合物同定 【SEM-EDX→XRD】 ●洗浄液中の塩化物イオン分析 【IC】
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開発品の信頼性を評価する技術サービスを主な業務としています。 規格・規定通りの評価データのご提供だけでなく、評価目的に最適な手法・条件・設備のご提案や、規格外評価のためのオリジナル設備・治具の設計製作にも対応しています。 また、計測・試験・分析の3つの評価技術を複合的に取り扱っていますので、多様な設備を横断する複合業務や、より多角的な評価方法のご提案も可能です。