静電容量性センシング向け4チャネル・キャパシタンス/デジタル・コンバータ 『FDC1004』
接地コンデンサ・センサによる静電容量性センシングは超低消費電力、低コスト、高分解能の非接触センシング技術で、近接検出、ジェスチャ認識から、原料解析、リモート液面センシングまでの幅広いアプリケーションに使用できます。静電容量性センシング・システムのセンサには任意の金属や導体が使用できることから、低コストで柔軟性の高いシステム設計を実現できます。『FDC1004』の各チャネルはフルスケール・レンジが±15pFで、最大100pFのセンサ・オフセット静電容量に対応。全時間/温度範囲にわたる環境変化のトラッキングのために、内部でのプログラムが可能なほか、外付けコンデンサも使用できます。大オフセット静電容量によりリモート・センサに使用可能。また、センサ・シールド向けシールド・ドライバも搭載しており、EMI干渉の低減と静電容量性センサのセンシング方向の絞り込みを可能にします。フットプリントが小さく、スペースに制約のあるアプリケーションに最適。10ピンのWSON/VSSOPパッケージで提供され、MCUとのインターフェイスのためのI2Cインターフェイスを備えています。評価モジュールとリファレンス・デザインも用意。
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基本情報
■入力範囲:±15pF ■測定分解能:0.5fF ■最大オフセット静電容量:100pF ■プログラム可能な出力レート:100/200/400S/s ■最大シールド負荷:400pF ■電源電圧:3.3V ■温度範囲:-40°C~+125°C ■消費電流はアクティブ時に750μA、スタンバイ時に29μA ■インターフェイス:I2C ■チャネル数:4
価格情報
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納期
用途/実績例
近接センサ、ジェスチャ認識、車載ドア/キック・センサ、車載雨センサ、リモート/ダイレクト液面センサ、高分解能メタル・プロファイリング、雨/霧/氷/雪センサ、材料サイズ検出、材料スタック高など
企業情報
テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、会長、社長兼 CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は、世界を「もっと便利に、健やかに、安全に、環境にやさしく、かつ楽しく」するような新しいエレクトロニクス機器を開発できるよう、お客様を支援し、共に課題解決に取り組んでいます。TI は世界 30 ヶ国以上に製造、設計ならびに販売拠点を展開し、イノベーションを追求し続けています。 TI のアナログ IC と組み込みプロセッシングは、デジタル機器が溢れる社会において、暮らしを見えないところから支えています。 今後益々重要になる環境、エネルギー分野、ヘルスケア、医療機器、セキュリティなどの市場にも積極的に製品や技術を投入しています。 技術お問い合わせ窓口 日本TIプロダクト・インフォメーション・センター 【http://www.tij.co.jp/pic/】