熱処理を加えて材料を軟化させ、再度圧延を繰り返します
本技術は、熱処理を加えて軟化させた材料に、当社が得意とする冷間圧延を 加えることで強度の向上や良好な表面を造り出す精密圧延加工です。 各種金属は、必要に応じて圧延工程中に焼鈍、溶体化処理、時効処理などの 熱処理を社内で行います。 また、チタン箔のスペーサーで長い間培われた技術を受け継ぐ 当社のスタッフが、板厚の±2%以下の精度で造りこみます。 この加工技術は、測定器の基準板に採用され、ベリリウム銅合金や純鉄では 特殊公差品として板厚の1%の精度のご要求にお応えしています。 ※詳しくはPDFをダウンロードして頂くか、お気軽にお問い合わせ下さい。
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基本情報
【その他】 ■厚さ:0.001~1.0mm ■公差:標準品は、板厚±10% ■サイズ:幅:3~120mm、長さ:3~400mm ※詳しくはPDFをダウンロードして頂くか、お気軽にお問い合わせ下さい。
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リカザイは、1947年、金属材料として無限の可能性を秘めた箔に着目し、これを製品化すべく 圧延ビジネスをスタートさせました。 弊社の金属箔は、テープレコーダーの磁気ヘッド用スペーサーに使われ、また電気抵抗膜、破裂膜、スピーカーの振動板等、業界の様々なニーズに応えてまいりました。 現在では、10,000分の3mm(0.3μm)の厚さまで高品質の箔の製造が可能です。 精密極薄圧延で金属箔を1枚1枚丁寧に仕上げていくさまは、金属を生き物として扱うようなデリケートな“匠のなせる技”と言えます。 そんな極薄箔は、どうやってつくることができるのでしょう。 金沢の金箔は、叩いて叩いてちょうどパイ生地を延ばすように薄く広くしていきます。たしかに随分薄くはなりますが、 全体をみれば均一ではなく、主に仏像に貼りつけたりする装飾用として利用されています。 対して一般的な金属の精密圧延方法は、上下の圧延ロールの間を通して、ロールの圧力で延ばしていきます。 これには冷間と熱間があり、また金属の種類や量、圧延の規模によってさまざまな技術が要求され、長年の経験、技能に裏づけられた “技”の世界です。