SSDやメモリカードの残存寿命や交換時期、エラーの兆候を稼働システム上で簡単確認。予想外のシステム停止やデータ損失を回避します。
=寿命診断と寿命予測= 高いパフォーマンス性能とデータ保持性能、そして長期間の連続稼働でも安定動作を維持するために適切な機能と高度な技術を組合せ、搭載するシステムの用途・設置環境・書込み/読出し/消去サイクルへ最適化した製品を推奨しています。 NANDフラッシュ搭載ストレージの寿命対策は、ページベースFTL技術でのWAFの低減や、キャッシュDRAM、ガーベージコレクションの実装によるブロック消去回数の低減、スペア領域を増やして耐久性やパフォーマンス性能を上げるためのオーバープロビジョニング技術など、様々な技術と機能で最大限にストレージ寿命の最適化を図ります。 しかし、実際にストレージの寿命を的確に把握するために、例えばシステム(ホスト)側からソフトウェアのアクセスプロファイルで推定寿命や寿命に関連する変化を予測することは非常に困難です。 Swissbitでは「ファームウェア」と「寿命診断ツール」により、WAFの可視化と現実的な寿命予測を容易に把握することができ、搭載ストレージの残存寿命やエラーの兆候から、交換時期や予想外の稼働停止の防止、データ損失の防止など、適時に確実な判断をすることが可能です。
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基本情報
■Swissbit 寿命診断ツール「Life Time Monitoring」 書換え頻度やデータサイズ、使用時間に応じて寿命を監視することにより、組込みシステムの開発から検証の場でストレージのコンディションを正確に把握することが可能です。 =LTM寿命診断項目= ●スペアブロック数 ●アベレージ消去回数 ●ウェアレベリング実行数 ●電源投入回数 ●管理ブロック数 ●ブロック消去回数 ●リードコマンド数 ●ECCエラー発生回数 ●ECCエラー修正回数 ●ホスト通信エラー回数 ●電源投入時の修正データ数 ●データ読出し量 LBA ●データ書込み量 LBA デバイス情報= - 品番、シリアル番号 - S.M.A.R.T.状態 - ファームウェア情報 - データ(アクセス)履歴 - スペアブロック情報 - 寿命残数(保証消去サイクルからの相対パス) - ECC/CRCカウンタ(蓄積データ) 寿命診断ツール(Life Time Monitoring)は無償提供で、OS組込みも容易な組込み用プログラムAPI(Windows/Linux)もご用意しています。
価格帯
納期
用途/実績例
■オートモーティブ(TS16949認証) - ナビゲーションシステム - ヘッドユニット/ダッシュボード - ドライブレコーダー・ボイスレコーダー - IVIシステム ■産業機器 - モーションコントロール - 計測・測定・観測機器 - 記録計・データロガー - ビルテクノロジー関連機器 - 監視機器 ■ エナジー関連機器 - スマートグリッド - 発電装置(基地局・供給) - 蓄電・伝搬システム - 風量制御装置 ■ヘルスケア - 臨床POCT機器 - 診断・イメージング機器(内視鏡・X線・CT・MRI・超音波) - 医療スマートシステム ■Info機器 - デジタルサイネージ - POS/POI端末 - キオスク端末 - 発券機、自販機 - くじ自動照合機器 ■輸送機器 - 車両制御、監視機器(TCMS) - 料金徴収システム(AFC) - コンベア・リフト制御/監視機器 - エレベーション機器 ■航空・宇宙関連機器 - IFE機器、FMS機器 - 海洋機器 - 防衛・軍事機器、センサーシステム - C4ISR機器
詳細情報
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Swissbit 産業用ストレージ ラインナップ 搭載するシステムの特長や用途に合わせて選べるシリーズ別NANDフラッシュメモリストレージです。 信頼性重視、長期供給性重視、電源断とパフォーマンス性能重視、コストパフォーマンス且つ長寿命重視など、システムの設置環境や要求性能、コストやメンテナンス事情に合わせて選択可能な製品ラインナップ。
企業情報
「そのシステムへ」「その設計へ」。全製品をドイツ・ベルリン工場(Swissbit Germany,AG)で製造し、産業用途に特化した安全環境性能と高い技術水準を備えたSwissbit製品は、搭載するシステムの信頼性向上を約束します。 2001年にスイス・シーメンスから独立したSwissbitは、25年以上にわたる高密度・高集積製品の開発・製造の実績と、確かなエンジニアリング・回路設計・プロセス技術を基盤に、現在ではストレージとセキュリティ製品のグローバルイノベーションリーダーの地位を確立しています。 Swissbitのフラッシュストレージ製品は、高性能化・多機能化が求められるIIoT・M2Mプラットフォームの組込み・産業用システムへ柔軟に対応します。 製造業を中心に産業の高度化実現を目指す「Industry4.0」のコンセプトは、日本のものづくり精神を支える「具体的な課題/問題の解決」から「設計技術の積上げ」を継続的に行う粘り強さを根底に持ち、不具合・故障の解析や原因調査に徹底して向き合い、グローバルな視野と専門技術で更なる品質水準の向上と信頼性向上を目指します。