新形状のハブ渦拡散型プロペラキャップ 約3%の省エネ効果
プロペラ後縁部より発生する周方向の流れによりキャップ後端部に発生するハブ渦は、エネルギーロスの原因となります。ハブ渦を拡散しロスを回収する目的で500種類以上のキャップ形状を試設計したところ、最終的に複数枚の翼を装着したキャップ形状に最も効果がみられ、これがECO-Capの原型となりました。
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基本情報
圧力分布による検証 キャップ後端部の圧力分布は通常キャップでは負圧による抵抗が大きくなっていますが、エコキャップでは正圧により推力を発生しているため、通常キャップと比べて推進力が増加していることがわかります。模型試験ではプロペラ形状(翼数・ピッチ・ボス径)に依存するが、約1~1.3%効率が改善しました。 金製のキャップ本体に取付けました。FRP素材を用いることで、標準キャップとの質量差も最小限に抑えることに成功し、既存船にて実船装着した結果では、エコキャップ装着前に比べて約2.8%の燃料消費量の改善効果がみられました。
価格帯
納期
用途/実績例
外航船・内航船の商船向けに各種船種に採用されています。 固定ピッチプロペラに限定されず可変ピッチプロペラにも採用されています。 またレトロフィットとして従来キャップからの取替装着された実績もあり、 省エネ改善として取組易さもポイントです。
企業情報
ナカシマプロペラ株式会社は、お客様の要望に応える船舶用プロペラを つくってきました。 プロペラ製造で培われたこの一品受注生産の技術と考え方を医療、生活、 環境などさまざまな分野に展開し、発展してきました。 これからもお客様の多様なニーズの一つひとつに的確にこたえるという 課題に立ち向かい、新たに追い求め、その向こう側(Beyond)にある無限の 可能性をカタチにしたいと考えています。