世界で初めて一般商船向けCFRP製プロペラの開発に成功しました。
最大の特徴である「高効率」、「静粛性」は、素材の特性を最大限に活用して生み出された性能です。 2015年には『省エネを実現する、商船に世界初搭載した炭素繊維強化プラスチック製プロペラの開発』により、第6回ものづくり日本大賞の内閣総理大臣賞を受賞いたしました。 軽量 従来材のNABの約1/5の比重により軽量となり据付が容易 慣性モーメントの低減、軸系の軽量化 高強度 従来材より疲労強度が高く、信頼性も高い 低振動 軽量化および高減衰率により、振動が低減 居住環境改善 過負荷低減 ブレードの形状が流れにマッチングするように変形し、荒天時等の過負荷を低減 高効率 軽量化により容易に大直径化が図れ、プロペラ性能向上を実現 キャビテーション発生抑制 メンテナンス性の向上 予備ブレードをストックしておくことで損傷時にも早急に対応が可能 交換に専門性不要、補修も可能
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基本情報
【 ねじり振動応力の低減 】 CFRPは、従来のプロペラ材料NABよりも軽量で高強度なので、プロペラ重量および慣性モーメントが小さく、ねじり振動応力は低減します。 CFRPは、従来のプロペラ材料NABよりも高減衰なので、鳴音抑制、ねじり振動応力の低減にも繋がります。 【 弾性変形 】 負荷増加によりピッチが減少する方向に変形するため、荒天(急激な負荷変動)時や加速時、弾性変形により流力的に力を逃がし、エンジン過負荷を抑制します。 【 キャビテーションの抑制 】 CFRP製プロペラは荷重状態で変形し、キャビテーションの発生を抑制するので、船尾振動の低減にも繋がります。
価格帯
納期
用途/実績例
ケミカル船、旅客船、漁船等に採用実績があります。
企業情報
ナカシマプロペラ株式会社は、お客様の要望に応える船舶用プロペラを つくってきました。 プロペラ製造で培われたこの一品受注生産の技術と考え方を医療、生活、 環境などさまざまな分野に展開し、発展してきました。 これからもお客様の多様なニーズの一つひとつに的確にこたえるという 課題に立ち向かい、新たに追い求め、その向こう側(Beyond)にある無限の 可能性をカタチにしたいと考えています。