表面侵食を防止するだけではなく、自然植生の促進を促すことができます。
「BSC-1」は、土壌表面の侵食を防止し、植生の自然侵入促進を促す表面侵食防止資材です。 BSCとは、バイオロジカル・ソイル・クラスト(Biological Soil Crust)の頭文字をとったもので、土の表面に藻類、菌類や苔類などがシート状に被覆する自然現象のことです。 「BSC-1」は乾燥・休眠状態の土壌藻類を主材としており、土壌表面に散布することでBSCを形成し、降雨等による土壌表面の侵食を防止して、埋土種子の流出を防ぎ、飛来種子の活着を促進します。 「BSC-1」には、世界中に分布しておりどこでも在来種となる汎存種(コスモポリタン)の土壌藻類を使用しており、元々の植生に与える影響がありません。また、この土壌藻類には雌雄がなく、分裂して増殖するだけなので雑種の形成や遺伝子かく乱なども起こしません。 ※ 環境保全規制が厳しいエリア(国立公園など)での施工実績もあります。
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基本情報
施工方法は、従来の種子吹付工の種子を「BSC-1」に変更するだけです。(肥料、ファイバー、粘着剤などと混合して吹き付けます。) ハイドロシーダーが使用できない狭い場所等では、水中ポンプや手撒きで散布していただくことも可能です。 ※ 最近では、ヘリコプター散布による施工も行っています。 【特長】 ・自然侵入促進工法、土壌表面侵食防止工法用の資材です。 ・種子吹付など他工法との併用や、既往緑化工の補修等にも利用できます。 ・法面成形しない/できない場所でも適用可能です。 ・吹き付けるだけなので、工程減や工期短縮に貢献します。 ・水が流れるリルなどにもBSCを形成して、侵食の拡大を防止します。 ・水中ポンプや手撒きなどでも施工可能です。 ・雑種の形成や遺伝子かく乱など、在来種の多様性に与える影響はありません。 【関連工法】 ■BSC工法(特許第3718203号,特許第6734500号) ※詳細については、PDFをダウンロードして頂くか、お気軽にお問い合わせください。
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私たちは、微細藻類の専門メーカーを目指して、40年以上も前から、日本国内外の様々な大学や研究機関をパートナーに、研究・商品開発を続けています。 近年、世界規模で続発する大規模自然災害、開発による土壌・海洋汚染、止まらない地球温暖化など、 地球規模で自然・環境破壊は深刻になるばかりです。 私たちは、日本工営株式会社との出会いを通して、「微細藻類による土砂流出防止」をテーマに、研究を重ね、ついに2018年、「BSC(Biological Soil Crust)工法」を共同開発しました。「BSC工法」は、土壌藻類を活用して土壌浸食防止・自然侵入促進をする世界初の画期的な工法です。 特に、国立公園でも使用できる環境にやさしい資材であると評価をいただいており、国土交通省の新技術開発システムにも登録され、各地で施工実績を積み重ねています。 土砂災害が頻発する現代において、防災・減災に「BSC工法」は貢献できるものと確信しています。 私たちは、これからも微細藻類を通じて「人の健康」と「地球の環境」をテーマに、貢献してまいります。