九州大学による、スペースデブリ問題解決に向けた実証実験で採用。実験用衛星のフレーム部分にMBFが選ばれました!
石敏鐵工が取り扱う、超小型人工衛星向けのアルミ一体型構体『MBF:モノベースフレーム』が、"九州大学 宇宙機ダイナミクス研究室"の研究に採用頂きました。 当研究室では、宇宙開発における課題である「スペースデブリ(宇宙ゴミ)」について、その軌道を地球上から測光観測する技術(ライトカーブインバージョン)の実証実験を行っています。 具体的には、姿勢の軌道上観測データとライトカーブを組み合わせ、光学観測による動態推定の実証を行うことがメインミッションとなります。 弊社のMBFは、この「Q-Li」のフレーム部分として採用されており、スペースデブリ研究に貢献すべく、共創開発に取り組んでおります。 【MBFの特長】 ・削りだしによる一体化のため、軽量で設計自由度が高い ・部品点数が少ないため組付け工数を削減可能 ・高品質での量産が可能 ※実証実験とMBFの詳細は、下記「カタログダウンロード」よりご覧いただけます。
この製品へのお問い合わせ
基本情報
【ミッション背景】 近年,スペースデブリによる宇宙環境汚染および宇宙活動のリスクが増大しており,その対策として,Active Debris Removal(ADR)に向けた取り組みが推進されています. ADRを行うためにはデブリの姿勢や形状をあらかじめ推定することが必要であり,ライトカーブによる動態推定(ライトカーブインバージョン)が提案されています.ライトカーブインバージョンとは,物体が反射する太陽光の変動を観測することで物体の姿勢運動や形状を推定する技術であり,探査機「はやぶさ」の小惑星イトカワに向かう際にイトカワの形状を事前に推定するためにも用いられています.しかし,デブリの実際の姿勢とライトカーブを組み合わせた実証例は存在しません. 従って,「宇宙環境保全」及び「安心・安全な宇宙活動」上,ライトカーブインバージョンの軌道上実証を行い,宇宙環境の改善に向けた取り組みをより確実なものとする必要があります. ※詳細は、資料をDLしてご覧ください。
価格帯
納期
用途/実績例
■人工衛星関連部品納入実績 ・ボーンピラー ・モノベースフレーム(参考出品) ・衛星用特殊ねじ(参考出品) ※詳細は直接お問い合わせ下さい。
詳細情報
-
製作途中の写真です モノベースフレームの製作工程の写真です。
-
MECT2017に出展! MECT2017に出展した際のブース写真です。
カタログ(1)
カタログをまとめてダウンロード企業情報
当社はADC12の削り出し加工に特化しています。 通常の穴加工、輪郭加工ではなく、金属の塊から形状を「削り出す」加工が得意です。 設備はオークマ製のマシニングセンタを主力として、試作に向いている高精度なものをそろえています。 若手スタッフを中心に新規受注を拡大中です! ADC12材の板材・丸棒の販売もしています。