数百nm~数umの薄膜または試料表面の硬度およびヤング率を高精度に測定することが可能です。
自動車部品で多用されるダイヤモンドライクカーボン(DLC)膜やコネクタの電極表面の金属メッキ膜、樹脂表面の保護用ハードコート膜など、製品の機械的特性を向上させる薄膜の使用が増えています。ナノインデンターでは、従来の押しこみ試験では測定が困難であったミクロンレベルの薄膜に対し、高精度かつ自動で硬さ・ヤング率等の機械的特性が取得可能です。さらに加熱やスクラッチといった各種オプションも追加可能です。
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基本情報
ナノインデンターは試料に対して準静的な押しこみ試験を行い、試料の機械特性を取得します。最大荷重印加時の押込み深さや、その曲線を解析することで求められる硬度・ヤング率、塑性変形と弾性変形との仕事率等多彩な情報を得られます。この試験法(ナノインデンテーション法)は国際規格ISO14577で定められています。
価格情報
1500万円~ 構成により異なります。詳細は別途お問い合わせください。
価格帯
1000万円 ~ 5000万円
納期
※2-3ヶ月
用途/実績例
摺動部品保護膜(DLC等硬質膜)、自動車用塗膜、メッキ膜等薄膜材料の硬度およびヤング率測定。
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株式会社東陽テクニカは、情報通信、機械制御/振動騒音、物性/エネルギー、 EMC/ 大型アンテナ、海洋/特機、ソフトウェア開発支援、 ナノイメージング、メディカルシステムといった分野で海外の先端の 測定機器・技術をご紹介するとともに、長年のノウハウの蓄積を生かした 自社開発製品も提供いたしております。 ナノイメージングの分野では、特定部位を高速・広範囲で加工、観察できる 複合分析装置『XeプラズマFIB-SEMシステム』などの製品を 取り扱っております。