炉内温度1200℃までに適した電気炉用ヒータの製作!
金属発熱体とは、一般的な加熱用熱源のなかの抵抗発熱体の一種をいいます。 この金属発熱体を含む工業炉用電気発熱体は、金属熱処理、 電子部品、窯業、化学工業などさまざまな産業で使用されています。 当社は金属発熱体のなかでも鉄クロムアルミ合金(FeCrAl)を用いて、 炉内温度1200℃までに適した電気炉用ヒータの製作をしています。 金属発熱体の形はさまざまです。 その中でも当社でお取扱いのある製品の一部を紹介いたします。 1.丸線コイル発熱体 丸線発熱体を螺旋巻き加工したものです。 ヒータの容量や温度により線径や巻外径を設定しています。 2.帯状発熱体 板状の材質を交互にスリット加工することでジグザグ状の回路を 成形します。スリット幅を調節することで発熱体の抵抗値を 変更し、ヒータ出力の細かな設計をします。 また、発熱体の熱膨張の変形抑制を計算して凹加工をしています。 この技術は当社が独自で開発したものです。
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基本情報
ヒータは必要ないけれど、発熱体だけ欲しい。 そんなお客様に発熱体のみの御注文も承っております。 丸線コイル発熱体をもっとこういう風に加工できないかな? 丸線コイル発熱体、帯状発熱体ではなく、もっと違う種類で、 こんなものないかな? そんな疑問にも対応させていただきます。 ※帯状発熱体の特徴 ・丸線コイル発熱体に比べて被加熱物への熱放射量が多いので、昇温速度が良いです。 ・ヒータに設置した際に丸線コイル発熱体に比べて、断熱ボードに対する発熱体の 占める面積が広いため、対象物を均等に加熱することができます。
価格帯
納期
用途/実績例
■セラミックファイバーヒータ 研究用から、一般工業用まで使えるマルチヒータ。 炉内1200℃まで対応できます。 ■金属フレームヒータ クリーンな環境に対応。炉内温度900℃まで対応できます。 ■熱風発生装置 電気式で1000℃&1Nm3/min を同時達成しました。 ■レンガ・碍子製品 幅広い用途で使用できる耐火レンガ、碍子製品です。
カタログ(2)
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企業情報
1891年の創業以来、耐火物専門メーカとして歩みを進め、現在も電気炉用耐火レンガや碍子の製造をしています。 現在の主な製品は工業用電熱ヒータで、昇降温の激しい過酷な環境で稼働する電気炉用ヒータの設計・製造を得意とし、オーダーメイドで製作しています。金属発熱体を用いて、炉内温度を1200℃までに対応した電気炉用ヒータで、鉄の浸炭処理や焼入れ、焼き戻し処理、ガラスの曲げ加工を目的とした炉に使用されています。 また、新製品として、金属発熱体加工技術、セラミック碍子製作技術を組み合わせて熱風発生装置の開発、製品化に成功しました。お客様の悩みや課題には徹底的に向き合い、解決するまでとことん付き合うことをモットーとしています。 125年以上の歴史と実績で培われた技術やノウハウを基に、熱に関するあらゆる相談に対応いたします。