次世代e-アクスルの効率向上のためトレルボルグ シーリング ソリューションズは新たにHiSpin(R)シールを開発いたしました。
電気自動車の普及が急速に始まり、2030年までに全自動車の最大40%が電気自動車になるといわれています。これには1回の充電による走行距離が拡大できる技術を確立する必要があります。この中の1つのフォーカス分野としてe-アクスル技術の効率向上があります。次世代e-アクスルの効率向上のため、トレルボルグ シーリング ソリューションズの技術スタッフは新たにHiSpin(R)シールを開発いたしました。 詳細は、当社ホームページをご覧ください。 https://www.tss.trelleborg.com/ja-jp/products-and-solutions/latest-innovations/hispin-for-e-mobility
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基本情報
電気自動車の主要技術であるe-アクスルは、電動モータとギアボックスを1つに組み合わせたユニットとなっており、シールに関し様々な要望が挙がっています: •E-アクスル内での相対する使用環境:電動モータとギアボックスを1つのハウジング内で組み合わせるために、信頼性の高いシール技術が求められます。これは、動作中に電動モータではドライ環境が求められる一方、ギアボックスでは十分な潤滑状態が必要となるからです。 •大変高い回転速度:現在、電動トランスミッションでは15,000 ~ 16,000 RPM(ガソリン車比で4 ~ 8倍の速度)で動作していますが、将来的にはこの2倍の速度になると言われています。 •制限された潤滑状態:極少量の潤滑または全く潤滑が効かない使用環境下で、シールは潜在的に摩耗や早期寿命の原因となる高い摩擦力やスティックスリップに晒されることになり、最終的には走行距離が短くなります。 •シール材料の耐薬品性:電動ドライブシステムでは様々な潤滑方法が使用されています。これはシール材料には使用される流体に対する耐性だけでなく効果的に動作することが求められます。
価格帯
納期
用途/実績例
電気自動車
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【会社概要】 1世紀以上にわたりイノベーションと新製品開発で世界のポリマー製品分野をリードするTrelleborgグループ傘下のTrelleborg Sealing Solutions(TSS)事業部の日本法人です。世界に60以上の販売拠点、11つのR&Dセンター、36箇所の製造拠点、7つの物流センターを構えています。2,000種以上の独自材料から一般産業やオートモティブ分野向けに高機能PTFEシールから量産対応のエラストマーシール、航空機分野向けにエアフレームやエンジン用シール、そしてヘルスケアメディカル分野向け液状シリコーン製品やシリコーンチューブなど幅広い製品を提供しています。